オムロンが、JR東日本から調査のために依頼されて撮影した利用客の映像を、無断で別の団体の研究に流用していたことが明らかになりました。オムロン JR東の4駅で利用客の映像を無断流用という記事になっていました。
オムロンは熱海のほか、JR東の桜木町(横浜市中区)、板橋(東京都板橋区)、国分寺(同国分寺市)の3駅にそれぞれ約10台のカメラを設置し、改札口周辺の客の流れを調べた。JR東からDVDで受け取った客の映像記録は目的以外に使わず、使用後に破棄する契約だった。撮影期間は2008年から約1年間とみられる。
しかし、実際には映像は破棄されず、総務省が管轄する独立行政法人「情報通信研究機構」(東京都)の公募事業に参加し、これらの映像を使っていたということです。具体的には「改札の不正通過やけんか、うろつきなどの不審な行動を取った人を追跡するシステム」を開発したということです。
「あってはならないことで非常に重く受け止めている。再発防止に向け、社員教育も含めしっかり対策を取りたい」とオムロン広報はコメントしています。
最近、ぼくの周りでもFacebookの「友達かも?」に表示される人の西土が上がって話題になっています。さらに、写真のタグ付けの精度も上がっているようです。
あまり人の顔写真をFacebookにアップしないので気付いたのは最近なのですが、写真をアップしたのと同時に、いきなり写っている人の名前がタグ付けされて驚きました。Facebookは顔認識で本人だと確信したということですよね。
また、知人から聞いた話では、飲食店で目の前にいる人の写真を撮ったところ、たまたま奥に写っている知らない人にもタグ付けの案内が出て「知らない人なのに」と驚いたそうです。後から、友人の友人だったということが分かったそうですが、直接繋がっていない人にもタグ付けってされるものなのでしょうか。
いずれにせよ、顔認識の技術は思っているより向上していて、カメラも高精細なものが増えていますから、街頭にある監視カメラで顔認識技術が使われれば、どこにいるのか、どこを移動しているのか、なんてことは簡単に分かってしまうんだろうな、と思いました。今さらかもしれませんけど。