「こだわりの一品です」という言い方は、実はイメージダウンだった!?

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「耳ざわりのいい音楽ですね」という言葉、実は失礼って知ってた?という記事で知ったのですが、実は「こだわり」という言葉にはあまり良い意味がなかった!? そんなこと気にしたことなかったよ〜。

NHKの元アナウンサーで、「ことばおじさん」の愛称で親しまれた、話すエキスパートの梅津正樹氏が執筆した『知らずに使っている実は非常識な日本語』(アスコム刊)は、相手の気を悪くしない言葉遣いを、豊富な実例で紹介しています。

記事のタイトルにもありますが「耳ざわりのいい音楽ですね」というのは、漢字にすると「耳障り」ということで、むしろ不快ということですね。なんとなく「耳触り」と思ってしまっている人も少なくないのではないでしょうか。

個人的にも完全に間違えていたのは「こだわりの一品です」という言い方。

「こだわる」の本来の意味は、「ちょっとしたことを必要以上に気にする」「難癖をつける」という否定的なものばかり。

えーーーっ! むしろイメージダウンになってしまう、と。

こだわる【こだはる】の意味 – 国語辞書 – goo辞書で確認すると、次のように説明されておりました。

・ちょっとしたことを必要以上に気にする。気持ちがとらわれる。

・つかえたりひっかかったりする。

・難癖をつける。けちをつける。

確かに、ポジティブな言葉ではなさそうですね。ただし、言葉というのは時代と共に変わるものでして、近年は「妥協しないでとことん追求するような、肯定的な意味でも用いられる」という補則も。

知らずに使っている実は非常識な日本語

梅津 正樹 アスコム 2013-09-20
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