したたか中村俊輔 横浜「休憩」39分という記事があったのですが、プレーが途切れた時間を除いた実際のプレー時間である「アクチュアル・プレーイング・タイム(APT)」が紹介されています。
90分の試合で39分もプレーが止まっている計算。この「休み時間」の長さが、スタメンの平均年齢が30歳を超えるチームの夏ばてを防ぎ、7月13日の大宮戦から5勝1分けの6戦負けなしだ。
4ヶ月ぶりに首位になった横浜Fマリノスの強さの秘密が、実際のプレー時間である「アクチュアル・プレーイング・タイム(APT)」が短いことによる「休み時間」の長さにある、と分析した記事です。
浦和レッズやサンフレッチェ広島のように、ボールポゼッション(ボール支配率)を重視するスタイルのクラブの場合は、この「アクチュアル・プレーイング・タイム(APT)」は長くなる傾向にあります。
ちなみにこんな図が紹介されているのですが、浦和レッズ、サンフレッチェ広島ともにボールポゼッションが高く、なおかつAPTも長くなっています。
そんな中、ボールポゼッションが高いのにAPTが短い横浜Fマリノスは異色かもしれません。
ちなみに、現在の順位は次のようになっています。
1位 横浜Fマリノス
2位 サンフレッチェ広島
3位 浦和レッズ
4位 セレッソ大阪
5位 大宮アルディージャ
上位5チームのうち4チームは、APTが長い傾向にあるでしょうか。
もちろん大事な局面ではハードワークを惜しまないが、FKやCK時には中村がゆっくりと間をとりながらボールをセットし、遅延による警告を受けない程度に「休憩」を挟む。だから高いボール保有率を記録しながら、実際のプレー時間は減少する。
横浜Fマリノスは平均年齢が高そうなので夏に失速すると思ったのですが、試合巧者だった、ということになるのでしょうかね。
得点が39、失点が22というのも、上位5チームの中では良いバランスを保っているので、きちんと点が獲れる、守備もかっちりしているという、チームバランスも非常に良いのでしょう。
ちなみに、浦和レッズは得点43なのですが、失点が30と多いのですよね。守備が課題です。
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