「まったり」「がっつり」多用=20~30代の半数超―「にやける」正解は1割台という記事がありました。改めて確認すると、ぼくも「まったり」「にやける」を間違えて使っていたことが判明しました‥‥。
20~30代の6割以上が「ゆっくり、のんびりする」の意味で「まったりする」を使い、7割の人が「にやける」(なよなよしている)の意味を取り違えていたことが20日、文化庁の国語に関する世論調査で分かった。
まさに、間違えて使っていた方に入ります。
「にやける」の意味は?
まずは「にやける」の意味ですが、こちらは「薄笑いを浮かべる」ではなく「なよなよしている」が本来の意味だそうです。
えーーーっ!
「にやける」は「にやにやしている」だと思ってしまってました。完全に「にや」で意味を取り違えてしまっていました。「にやけてんじゃないよ!」は「なよなよしてんじゃないよ!」ってことですか。
「にやける」を漢字で書くと「若気る」となります。語源としては、鎌倉・室町時代に男色を売る若衆を「若気(にやけ)」と呼んだことからきているそうです。それで「にやける」が「なよなよしている」という意味になったのですね。
「まったり」の意味は?
「まったり」といったら「のんびり」という意味だと思って使っていたのですが、本来の意味は違っていました。
まったり – Wikipediaによると、元々は「柔らかさのなかにコクがある様子、重みがあって奥行きのある様子をいう言葉」で、味覚に対して用いられていたのだとか。
確かに「まったりした味わい」とか言うかも。
言葉は変わっていく‥‥
ただし「言葉は変わっていくので、全て誤用と言い切れない」ということなのですね。
「割愛」も事例として出てまして、こちらも「不要なものを捨てる」ではなく「惜しいものを手放す」だそうです。止むに止まれず、みたいな雰囲気が入るのですね。
きちんと言葉の意味を知るのは面白いですなぁ。
ちなみに、ネタフルでは「煮詰まる」の本当の意味はナニ?という記事も書いてました。
「ぶぜん」「げきを飛ばす」「煮詰まる」分かりますか? たまに見返さないと忘れちゃいますね。