お店の料理に「不味い」とネットでコメントすると名誉毀損もという記事がありました。ブログで飲食店レビューを書くことがある身としても、気になる記事です。
レストランでカシャ、カフェでカシャ、定食屋でもカシャ。ケータイのカメラで料理やデザートを撮る人、増えてると思いませんか。ひょっとして、あなたも? 日本では当たり前になりつつあるこの光景。外国人にとってはとっても不思議なんだとか。そればかりか、明らかなマナー違反にあたるという声も。
ぼくも飲食店で料理の写真を撮影することが多いですが、店の雰囲気、店主に撮影して良いかの確認、さらには一緒に食事をする人が写真を撮影するのを気にするタイプかどうか、といったことは気にしています。
せっかくの美味しい食事なので、写真撮影で台無しにしたくないですからね。
この料理の写真撮影に関して、法的問題がないのか弁護士が回答しています。
「実は非常に難しい問題を含んでいます。ポイントのひとつは、料理が美術的価値をもつかどうかでしょう。もし料理が美術的価値をもつとすると、それは著作物になる可能性があります。その場合にはお金を払っていても、勝手に撮って店名などを記さずにブログなどで公表することは認められません。料理に著作権が認められるかどうかは、今後、議論されなければいけない問題ですね」
「今後、議論されなければいけない問題」ということですが、どうなんでしょうね、料理の著作権問題。まあ、こうした問題を招かないためにも、撮影可能かどうかの確認は必須かもしれませんね。
また、気になるのはブログでのレビューですが、それに関しては次のようにコメントされています。
「ここでも著作権が認められるかどうかがかかわってきますが、いずれにせよ注意すべきは、お店にとってマイナスになる書き込み。もし真実であったとしても、迂闊に『不味い』とか『ヒドイ料理』などと評価をおとしめる内容を書き込むと、名誉毀損になる可能性があります」
なるほど。名誉棄損と認められるかどうかは別として、訴えられる可能性というのはあるのでしょうね。
「自分の口には合わなかった」とか「不思議な味わい」とか、何かそういうコメントになるのでしょうかねぇ。
ネタフルでは、基本的には美味しくなかった飲食店について書くことはほとんどないですけどね。美味しくないと、やはり書くモチベーションも高まらないので。