友人から「コグレくん、ちょっとミイラを見に行かないかい?(うまい焼肉屋もあるらしい)」というお誘いを頂いたので、ちょっくら高崎までミイラをミにイってきたのラ!
「古代エジプト 神秘のミイラ展」という展示でして、場所は高崎シティギャラリーです。駅から徒歩10分くらいです。
ちなみに、高崎駅は上野駅から高崎線で2時間弱くらいですね。新幹線で行くともっと早いですが、ショートトリップ気分を楽しむなら高崎線もお薦めです。
「そういえばミイラって見たことないな〜」と思っていたのですが、日本の博物館にはミイラはいないのだそうです(ミイラが戦利品だった、というような理由があるそうです)。
そうか、このチャンスを逃すと次にいつミイラを見られるか分からないのラ。高崎の次は岡山での展示になるそうで、関東地方でミイラが好きな方はお早めに。会期は6月12日までです。
今回、日本にやってきているミイラたちは「オランダ国立古代博物館」のコレクションです。ミイラや装飾品をはじめ、ヒエログリフの解読者シャンポリオンのノートなど約200点のコレクションが公開されています。
プレスで入場したのでいろいろ写真も撮ることができたのですが、ミイラはやっぱり生で見て頂きたいですね。
「ボロボロの包帯でグルグル巻き」という、ゾンビのようなイメージがあったのですが、全く違いました。当時の技術者が腕を競ったらしく、ある意味では美しいです。
ということで、館内の様子などをいくつか。
ぜひ音声ガイドを利用して下さい。なんと、ナレーターは上原多香子です。
複製品ですが、ロゼッタストーンです。よくぞ、こんな文字を解読したものですよね。
ヒエログリフを解読したシャンポリオンのノートもありましたよ。
死者の書。
個人的にグッときたのはスカラベです。
ミイラを作るときに、心臓の位置に戻されたものです。スカラベとは、ふんころがしのことで、生命と再生のシンボルだったそうです。
スカラベ。
ミイラの部屋には、ミイラを作る道具もありました。右下の耳かきのようなものは‥‥ええと‥‥の‥‥のう?‥‥脳?‥‥を鼻の穴から掻きだすための道具だそうです。
またスカラベ!
ミイラのかぶっていたお面です。これがまたリアルでよく出来ていて、ファインダーを通して見ていると、動き出すのではないか、という錯覚も。
棺もリアルだったなぁ。
これもスカラベ!
ミイラの身体にもスカラベ!
いちおうミイラの写真も掲載しておきますが‥‥
モザイクです。というのも、ぜひその目で生のミイラを見て頂きたいからです。ぼくも「へぇぇぇぇ」と思いましたから。
他にもネコのミイラ、蛇のミイラ、ワニのミイラ、ハヤブサのミイラなどもおりました。この写真はなんのミイラだと思いますか?
そして、ミイラの中には傍らにX線写真が添えられているものがあります。ミイラの包帯を解かずに、中がどうなっているか分かるのですね。
クライマックスは「アンクホル」のミイラです。
こちらもミイラ&X線写真が展示されておりますが、それも実物は会場のお楽しみということで。
なお、会場の2階にある喫茶店では、古代エジプトのビールを再現した「ホワイトナイル」も飲めますので、ビール好きの方は話のネタにいかがでしょうか。
ノンアルコールタイプの「サイファーナイル」もあります。
ということで、高崎にミイラをミにイってきたのラ! という感じなのですが、サクッと見るなら1時間くらいでしょうか。じっくり見るなら2時間は欲しいですね。
さらにいうと、一回見たら、もう一度じっくり見直したいです。そうすると、最初から最後まで展示の筋が一本ズバッと見えるような気がするからです。
土日は混みますが、平日は比較的空いているそうなので、ゆっくりと見たい方はぜひ平日の来館をお薦めしまーす。
開催概要等、詳しくはコチラでご確認ください。