イノベーションとは「未来にある普通のものを作ること」

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AppleとFacebookでインターン経験のある@chibicodeこと上杉周作さんのツイートが、とても話題になっているようです。

アップルで働くまで、イノベーションというのは「今にない、新しいものを作ること」だと思ってた。でもそれは違って、イノベーションというのは「未来にある普通のものを作ること」なのです。この違いを理解できるまでかなり時間がかかった。

確かに。「ないもの」を作るのと、未来にある「普通のもの」を作るのは、当然のことながら違いますよね。iPodしかり、iPhoneしかり、iPadしかり。

Appleが「デジタルハブ」ということを提唱した時に、すごいと思ったけれど、本当にそんな未来がやってくるのかどうかは半信半疑でした。

しかし、Macがハブになり、その時にiPodがあり、iPhoneがあり、iPadがあり、Apple TVのある“今”がやってきました。Appleは「未来にある普通のもの」を作ってきたということですね。

それが、イノベーション。

ちなみに「デジタルハブ」は、2001年1月に、スティーブ・ジョブズが打ち出した方針です。

デジタルハブ/用語解説辞典

現在、私たちの身の回りには、多くのデジタル製品がある。たとえば、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ(DVカメラ)、MP3などに対応した音楽プレーヤー、DVDプレーヤーなどだ。これからのマッキントッシュは、こうしたデジタル製品の中心に位置する機器になるという。

今からちょうど、10年前のことでした。

ちなみに上杉周作さんは、現在は「Palantir」という企業で働いているそうです。