台風直撃との情報のもと、埼玉スタジアムで開催されたモンテディオ山形とのホームゲームは、残念ながら0-1で敗戦しました。
2010年10月30日(土)15:04キックオフ・埼玉スタジアム
試合結果
浦和レッズ0-1(前半0-0)モンテディオ山形
得点者:81分田代(山形)
入場者数:21,625人
前節からの悪い流れを断ち切り、連敗だけはしたくないところだったのですが。気候だけでなく、試合内容も寒いものになってしまいました。
ディフェンスラインからのビルドアップはそんなに悪くないと思うのですが、FWにボールを預けてから手詰まりな感じで。
もちろん、様々な理由はあると思うのですが、個人的には「メンタル」なのかな、と思っています。グランドコンディションも良くなかったですしね。とはいえ、こんな時にもスタジアムに足を運ぶサポーターもいるってことです。
選手からすれば「もちろんそんなことは分かっている」ということだと思いますが、今一つピリッとしないプレイだった気がするのですよね。焦っているというか。
メンタルで片づけてはいけないのかもしれませんが、しかし、ここまでくると強い気持ちが大切だと思うんですよね。経験の少ない若い選手が多い、ということなのかもしれませんが。
埼玉スタジアムの観客動員数ワーストを更新したそうですが、台風直撃のニュースとあっては病気がちな人も、家族連れも、おいそれとは足を運べないですよね。普通の雨とは、やはり違う訳ですからね。
「何人かの選手たちは2回、3回シュートを打ち、枠をとらえることができないと、なかなかその次の状況で、シュートという選択ではなくて、どうしても味方にパスを出すという選択をしてしまう傾向があります」とフィンケ監督。
メンタル、決定力、課題ですね。
鈴木啓太の「一番大事なのは続けることだと思って見ていました。相手のGKのビッグセーブもありましたが、何かを変えるのではなく、目指すことを続けていくことが自分たちのやれることだと思ってやっていました」と言葉も大切です。
簡単に監督の首をすげかえればいいってものではないと思います。現場の選手たちも、それを感じているのではないかな、と。
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前節磐田戦に続く黒星で、8月14日名古屋戦以来、約2カ月ぶりの2連敗。フィンケ監督は「数え切れないくらいのチャンスをペナルティーエリア周辺でつくり出せたが、得点に結びつかなかった。悔やまれることだが、(チャンスを逃し続ければ)ある意味で妥当な結果だ。ペナルティーエリア内で得点できるメンタル的な強さを発揮できなかった」と話した。
“観客離れ”も深刻だ。クラブによると、前売り券は約3万7000枚売れていたが、台風14号の影響もあり、入場者数は2万1625人にとどまった。これは埼玉スタジアムで開催された浦和主催のリーグ戦の過去最少記録で、これまでのワーストだった03年7月26日の仙台戦の3万1965人を1万人以上も下回った。
目標とする3位・G大阪と残り6試合で勝ち点差8。痛い黒星だが観客からは、まばらなブーイングが飛ぶのみ。フィンケ体制2年間でホーム12敗目。埼スタでのリーグ戦平均観客数は昨年比で約5700人減で、一昨年からは約9500人も減った。
試合は運動量でも好機の数でも山形を上回りながら、ゴールを割れず2連敗。フィンケ監督は「点が入らず、神経質になり、焦りが生じた」と決定力不足を嘆いた。
2年目の指揮官は、昨オフは日本代表DF闘莉王を放出し、今季も元日本代表FW高原ら6人が移籍した。「依頼された一番難しい仕事は終わった。若手の成長には喜びを感じる」という。
試合は運動量でも好機の数でも山形を上回りながら、無得点で2連敗。フィンケ監督は「点が入らず、神経質になり、焦りが生じた」と決定力不足を嘆いた。