17人の死刑執行 東京拘置所の刑場を初公開という記事より。
法務省は27日、死刑を執行する東京拘置所(東京都葛飾区)の「刑場」を報道機関に公開した。写真と映像を伴うのは初めて。死刑制度の存廃論議や裁判員裁判に影響を与えるとみられるほか、執行する死刑囚の選び方や処遇の実態など、いっそうの情報開示を求める動きも強まりそうだ。
死刑執行する、東京拘置所の「刑場」がマスコミに公開されました。写真が掲載されていますが、何もない広い部屋に、赤く四角で囲われた死刑囚が立つ踏み板があります。
この日、立ち入ることができたのは(1)所持金品の扱いや遺言の有無を確認、宗教的な話をする「教戒室」(2)拘置所長が正式に執行を告知する「前室」(3)死刑囚が立つ踏み板とロープを掛ける滑車がある「執行室」(4)執行室の踏み板を作動させる三つのボタンが並ぶ「ボタン室」(5)検察官や拘置所長らが見守る「立会室」。
この「刑場」では、2006年12月以降で、17人の刑が執行されているということです。
マンガなどのシーンで「刑場」を見ることはあっても、もちろん実物は初めて見ました。ロープはないものの、ここで死刑が執行されていると思うと、なんとも言えないですね。
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27日現在の確定死刑囚は107人。刑場は東京のほか、札幌、仙台、名古屋、大阪、広島、福岡の計7カ所にある。