「和牛」と「国産牛」の違いとは?

値段以外にも「和牛」と「国産牛」に違いがあった!という記事より。

「和牛」と「国産牛」、特に意識することもなく、同じ意味だと思っていた人も多いはず。だが実はこの両者、似て非なるものなのだ。

なにッ!? 「和牛」と「国産牛」は似て非なるもの、ですとッ!?

「和牛」と「国産牛」の違いなんて、そんなに考えたことなかったですね。石垣島から連れてきた子牛を松阪で育てると松阪牛になる、というのは知ってましたが。

もしかすると「和牛」と「国産牛」にも、そうした関係があるのかしら、ということで記事です。

「『和牛』の基本は黒毛和種、褐毛和種、日本短角種、無角和種の4種。この4種間の交配で生まれた交雑種と、その交雑種と純粋な4種の交配による交雑種。ここまでの品種のみを『和牛』と呼び、それ以外は『和牛』とは呼びません」(全国食肉公正取引協議会)

「和牛」を名乗れるのは、黒毛和種、褐毛和種、日本短角種、無角和種の4種だけだそうです。

では「国産牛」は?

『国産牛』はもっと広い意味で使われます。もちろん一般的な『和牛』も『国産牛』の中に含まれますが、実は外国で生まれた牛でも『国産牛』と呼べる場合もあるんです。

ガタッ。

「国産牛」には2つの条件があります。

1. 3か月以上日本で飼育された牛であること
2. 飼育した期間が最も長い国が日本であること

ということで「オーストラリアで生まれ、8か月育てられた牛であっても、それから日本に輸入されて9か月以上飼育すれば」立派な「国産牛」になるのだそうです。

な、なんだってー。

それ‥‥国産‥‥?

やはり、石垣島の子牛と松阪牛と似たような感じでしたね。

「品種的に『和牛』であれば、外国で飼育されていても『和牛』ではあります。しかし、その牛を日本に輸入する際、『和牛』であることを証明する手続きがとても難しくて大変。ですから実際は“外国で飼育された和牛”というのはほぼいない。今のところは、『和牛』は日本で育てられていると考えていいと思いますよ」

もう和牛しか信じない。

なんてこともないんですが、これからは「国産牛」がどこで産まれたのか、ちょっと気になりますね〜。

でも「国産牛」となっている以上「オーストラリア生まれ」なんてことは書かれないんでしょうね。スーパーで気をつけて見てみようっと。