「ポアンカレ予想」証明のペレリマン博士に100万ドルという記事より。
数学の7つの難問解決を対象に、高額懸賞金付きの「ミレニアム賞」を設けている米国の財団クレイ数学協会は19日までに、難問の一つ「ポアンカレ予想」を証明したロシアの数学者グリゴリー・ペレリマン博士(43)に初の同賞と100万ドル(約9000万円)を授けると発表した。
「ポアンカレ予想」を証明したロシアの数学者グリゴリー・ペレリマン博士に、アメリカの財団クレイ数学協会が100万ドルを授与するそうです。
これは数学の7つの難問解決を対象とした「ミレニアム賞」で、グリゴリー・ペレリマン博士が2002〜2003年に「ポアンカレ予想」を証明したことによるものです。
「ポアンカレ予想」という名前は聞いたことがありますが、果たしてどういうものか?
ポアンカレ予想は、フランスの天才数学者アンリ・ポアンカレが1904年に提起した、曲がった3次元空間の性質に関する幾何学の問題。
うーむ。ポアンカレ予想 – Wikipediaも見てみましたが、問題からして難解ですね。
あ、でもこんなことも書いてありますよ。
解の説明を求められてアメリカの壇上に立ったペレルマンの解説を聞いた数学者たちは、「まず、ポアンカレ予想を解かれたことに落胆し、それがトポロジーではなく微分幾何学を使って解かれたことに落胆し、そして、その解の解説がまったく理解できないことに落胆した」という。
学者からしても難しいんだ!
グリゴリー・ペレリマン博士はこの功績から、2006年には数学のノーベル賞と呼ばれる「フィールズ賞」に選ばれるも、受賞を辞退しています。
現在はサンクトペテルブルグの実家で年金生活をしているそうで、今回の受賞をどう受け止めるかにも注目が集まっています。