ジュビロ磐田、中山雅史に戦力外を通告

ゴン中山に戦力外通告…42歳現役続行希望という記事より。

磐田は9日、静岡・磐田市内のクラブハウスで、元日本代表FW中山雅史(42)に対し、来季の契約を延長しないことを通告した。前身のヤマハ発動機時代からの生え抜きで磐田の看板選手だが、若返りを目指すクラブの方針から、戦力外となった。

中山雅史42歳、ジュビロ磐田から戦力外通告です。仕方ないですね。クラブの方針が若返りですからね。いつかこういう時はやってきます。

そしてクラブではアドバイザー就任を打診したものの、中山雅史本人は現役続行を希望しているということです。クラブとしては「ジュビロの中山」として引退して欲しかったところでしょう。

「功労者の中山君、(同じく戦力外となった)鈴木(秀人)君には感謝しているが選手としては契約できない」と社長はコメントしています。

「体がボロボロになる。心情的には引退してほしかった」と柳下監督。

“磐田のゴン”が、ついに終幕を迎えることになった。この日サテライトの練習試合に45分間出場した中山は、治療を終えると、磐田の吉野社長らに呼ばれ、クラブハウス2階の応接室に入った。約40分後、中山は「なんとなく分かっていたからね」とサバサバした表情で階段を下りてきた。

「クラブからの話はありがたいが、アドバイザーは(元日本代表MF)名波もいるんじゃ(気の利いた)アドバイスなんてできないよ」と、現役続行への希望を口にしています。

「きれいに終わるのは、ここ(磐田)で終わることだと思う。でも僕の現役を続けたい気持ちとクラブの考えはギャップがある。さすがに1年間浪人はできないけど来年の開幕まではオファーを待ちたい。来ないならトライアウトの受験も検討する。自分の気持ちを貫く」

やるならとことんやって欲しいですね。カズも横浜FCで頑張っているし、藤田だってロアッソ熊本で頑張ってますし。

そして、そのロアッソ熊本の藤田から中山にエールが。

ジュビロでは本当に、すばらしい思い出を共有させてもらいました。ずっと1つのクラブでやり続けられればいいけれど、それはなかなか難しい。それに、J1とは違いはあるにせよ、J2でもJFLでも、サッカーであることに変わりはない。引き際の美学は、人それぞれであっていい。やっぱりカズさん(三浦知良=42)と中山さんは、Jリーグのパイオニアだから…。自分が納得するまで現役であり続けてほしいよね。

「もし、熊本に来てくれるなら最高! 僕は、どんな助けでもしますよ」とも語っています。見たいですね、中山と藤田が一緒にプレイする姿を。

J1の良いところで終わるというのも美学だと思いますが、若手やまだ小さいクラブに何かを伝えて終わるというのも重要な仕事だと思います。

地元の藤枝MYFCからもオファーが届くようです。

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