献本で頂いたやや古めのビジネスアスキーを読んでいたところ「30代が得する「価格」の裏ワザ103」という特集がありまして、いろいろなもののコストの話が紹介されていました。
そこで出てきたのが「うまい棒」の話。生産コストに応じて微妙に量を調整しながら、30年間ずっと10円をキープしているのだとか。そんな「うまい棒」の中で、もっとも生産コストが高いのがたこ焼き味なのだそうです。
▼月刊 ビジネスアスキー 2009年 03月号 [雑誌] (雑誌)
マクドナルドのハンバーガーは210円よりも半額の100円の方が利益が3倍も出ているという話もありました。
内訳を見ると、210円でも100円でも、原材料費は57.5円です。そこに販売管理費、広告費、人件費などが乗ってくるのですが、100円ハンバーガーは販売数が20倍になったために、それが圧縮されています。営業利益で見ると、210円→12.9円、100円→34.7円となっていますので、なんと3倍です。
さらにさらにドリンクバーの話も。ファミレスのドリンクバーの原価は、大量仕入れとセルフサービスの人件費カットにより、1杯あたり5〜8円程度だそうです。諸経費を含めても20円以下ということで、10杯飲んでも200円。きちんと利益が出るような仕組みになっているそうです。
そう考えると、マクドナルドのドリンクSサイズ100円も、けっこうな利益なのですね。
他にも、格安海外旅行のツアーでは土産店に立ち寄ることがほとんどだと思うのですが、売上からキックバックがあったり、一人当たりでリベートが発生している、などの話も紹介されています。
主食には425gで108円のパスタがコストパフォーマンスが高く、手軽に酔っ払うには、血中アルコール濃度が「初期酩酊状態」になるのに最も近道なのは96度のスピリタスだそうです。続いて焼酎、ウイスキー。最もお金がかかるのはワイン。
▼お客に言えない「原価」の秘密 (青春文庫 ま- 19) (文庫)