盗作疑惑に揺れていたベストセラー「最後のパレード ディズニーランドで本当にあった心温まる話」でしたが、ついに出版元が自主回収を開始しました。
ベストセラー「最後のパレード ディズニーランドで本当にあった心温まる話」(中村克著)に収録されていたエピソードが別の手記と酷似していた問題で、版元のサンクチュアリ出版(東京)が1日、書店などに流通している約16万部の自主回収を始めたことが分かった。
ここまでの経緯は次の通りです。
▼ベストセラー「最後のパレード ディズニーランドで本当にあった心温まる話」に盗作疑惑
▼TDL感動本「最後のパレード」オリエンタルランドが無断使用を指摘
オリエンタルランドからのクレームについても、著者は「(ディズニーランド的には)このコメントは当たり前のことです」などとしていたのですが、結果的には自主回収ということになりました。
ただ、ブログを見ると自主回収については著者本人は納得していないように見えます。
TDL本「最後のパレード」ついに自主回収では次のように伝えられています。
同書については、収録されていたエピソードが、「小さな親切」運動本部のキャンペーン入賞作を無断引用していたことが判明し、同本部が新聞への謝罪文掲載や自主回収を要求。サンクチュアリ側は同本部に謝罪したものの、自主回収は拒否して販売を続けていた。しかし4月30日午後、同本部の代表らが記者会見し、あらためて自主回収を求めていた。
エピソードは素晴らしいものだったと思うのですが、世に出す方法を過ってしまった、という感じなのでしょうかね。
Amazonカスタマーレビューも下がりまくりです。
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ベストセラー「最後のパレード ディズニーランドで本当にあった心温まる話」(中村克著)に収録の一編が別の手記と酷似していた問題で、手記の著作権者である「小さな親切」運動本部(東京)が30日、都内で記者会見し、版元のサンクチュアリ出版(同)に対し、販売中止や回収を行い、新聞に謝罪文を掲載することをあらためて求めた。