Jリーグ第26節 浦和レッズ v.s. 京都サンガ

首位争いに残るためにも、ホームであることを考えても、絶対に勝たないといけない試合だったはずなのですが‥‥一時は逆転するも、追いつかれ2-2でドロー。勝ち点2を失った試合でした。

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キックオフからしばらくはテンポ良く攻めるも、そういう時に得点しておかないと後で厳しくなる‥‥のはいつものことで、京都サンガにリズムを握られ、あえなく失点。

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ビブスを脱いだ闘莉王がライン際まで出てきて指示しているのは、まるでコーチのようでした。あれ、わざとビブスを脱いでいたんでしょうね。

しかし、イヤな雰囲気を感じつつも、このままのペースでいけば得点はできるだろうと思っていたところ、前半終了の直前にポンテのフリーキックをエジミウソンが頭で叩き込みます。

さらにその2分後、ゴール前の短いクロスを高原が頭で叩き込み、あっという間の逆転劇です。久しぶりの駒場に、良い雰囲気が戻りました。

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しかし、その余韻に浸れたのもわずか。後半4分には簡単にボールを回され、あっという間の同点ゴールを決められます。

その後は引いた京都サンガをどう切り崩していくか。相馬に替えて平川は、4バックにするためとして、ポンテを永井に、そして高原を闘莉王に替えるメンバーチェンジはどうだったのか‥‥。

本来であれば温存しておくべきだった闘莉王をFWにするという奇策に出るエンゲルス監督。

ふりむきざまのシュートがバーを叩いたり、ポストぎりぎりのシュートがあったり奮起しましたが、守備にしろ攻撃にしろ、一人の違いだけでこうも変わってしまうものなのかと改めて。

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完全に中盤がなくなり“前後分断サッカー”に陥ってしまった浦和レッズだったのでした‥‥。あの状態でボランチが鈴木啓太と細貝というのは、ちょっと厳しいですね。タメを作れないですし。

そして今節もベンチを温め続けた梅崎とセル。梅崎とセルが出場してどれくらいやれるのか分かりませんが、気持ちで勝らないといけない試合では、ぜひとも使って欲しいんですよね。爆発を期待したいんです。

固定された先発メンバーに消極的な采配、かといって若手の起用もなし。監督のファイトに期待しているサポーターは少なくないと思うのですが。

勝ち点1もアウェイならまだしも、ホームで‥‥。

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鹿島 49
名古屋 49
大分 48
浦和 47

上位陣は相変わらず混戦で、1試合で順位が入れ替わる可能性はありますが、上に3チームというのは、やはり厳しい状況と言わざるを得ません。直接対決もないですしね。

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