“最強”登山家がクマに襲われ重傷という記事より。
「天国に一番近い男」「日本最強のクライマー」と呼ばれる世界的な登山家、山野井泰史さん(43)が17日、東京都奥多摩町の自宅から約2キロ先でクマに襲われ、顔や腕をかまれるなど重傷を負った。
奥多摩といえど都内。都内で熊に襲われ、全治1〜2ヶ月の重傷だそうです。しかも、日本を代表する登山家が、です。
山野井さんはこの日午前6時ごろ、自宅を出発して遊歩道をジョギング。約1時間後、山梨県境に近い奥多摩湖の北側の山中で親子とみられるクマ2頭と出くわし襲われた。
子連れだったから襲ってきたのでしょうか。それにしても、山に慣れた登山家でも、熊に襲われると逃げられないものなのですね。これが一般人だったりしたら‥‥。
「クマに鼻付近を食いつかれて放さなかった。ケリを入れたりしたが、これ以上抵抗するともぎ取られると思い、抵抗をやめたら力が抜けたので脱出した」
自分がこんな状況になったら、諦めてしまいそうです‥‥。その後、約30分かけて地力で下山し、救急車とヘリで病院に搬送されました。
「鼻は骨がもげており、皮一枚でつながったような状況だった」(病院)
テレビでニュースを見ましたけど、なんでも顔の骨が露出していたらしいです。
山野井さんはヒマラヤなど難度の高い高峰の登頂に成功しているクライマー。2002年に中国・ネパール国境のギャチュンカン(7952メートル)北壁の単独登頂に成功したが、帰路に雪崩に遭い、凍傷で手と足の指計10本を切断。
あ、この方、テレビで見たことあります。「情熱大陸」だったかな。確か奥さんも登山家だったような。
両親も「ひと月、ふた月したらまた山を登ると言い出すのでは」と言っています。
山野井泰史 – Wikipediaに経歴がありますが、ものすごいです。
ー山野井泰史ーに報告がありました。
曲がり角で子連れの熊と鉢合わせになり、すぐに逃げましたが右腕をかまれました
山野井氏は顔の傷よりクライミングに関係する右腕のほうを気にしています。さすが‘山野井泰史’です。
▼凍
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山野井さんはK2など8000メートル峰の未踏ルートや世界各地の困難な未登攀(とうはん)氷壁を単独踏破した世界屈指のアルパイン・ソロクライマー。夫婦クライマーとしても知られ、2003年には妻の妙子さんとともに植村直己冒険賞を受賞した。
逃げようとしたが間に合わず、顔や腕をかみつかれたり、ひっかかれるなどした。顔面を骨折。さらに、肉がえぐれ、鼻骨も見えるほどの裂傷も負った。
環境省によると、都内で04年度以降にクマに襲われた被害は06年度に1件。現場は山梨県境に近い奥多摩湖の北側。