弁護士漫画の掲載、販売中止求めるという記事より。
「弁護士のくず」の一部が、自作のノンフィクションの内容と酷似し著作権を侵害しているとして、内田雅敏弁護士が13日、井浦さんと発行元の小学館(東京)に、掲載や販売の差し止めを求める仮処分を東京地裁に申し立てた。
「ビッグコミックオリジナル」で連載中の井浦秀夫「弁護士のくず」が、弁護士で著作もある内田雅敏弁護士から、著作権侵害として掲載や販売の差し止めを求める仮処分を申し立てられています。
現在、連載中の「蚕食弁護士」シリーズの内容が、内田雅敏弁護士が執筆した2001年と2005年の著作の内容と「登場人物や筋書きなどの点で酷似している」のだそうです。
内田雅敏弁護士は「全くそっくりの盗用」として、第4話の掲載中止、シリーズを掲載した単行本の発行中止を求めています。
2001年と2005年の作品ということなので、調べてみるとこれらのようです。
依頼者を食い物にする悪徳弁護士VS行動派弁護士+キツネ目の男たち激闘八年の実録。”資格をもった総会屋”であり、”弁護士バッジをつけたダニ”である悪徳弁護士との、巧まざるユーモアに満ちた奮闘記。
こんな悪どいヤツがいたとは。ぼく大な資産を持つ社長とその会社を食いものにする悪徳顧問弁護士。ひょんなことから、かかわり合いになった著者が、同じ弁護士として全面抗争へ!バブルを背景にチミモウリョウがうごめく裏経済の面々や突破者も登場し、小説さながらの展開となってゆく。会社乗っ取りの実際など驚愕のドキュメント。
ぼくも「ビッグコミックオリジナル」連載を読んでいますが、悪徳弁護士が資産家の財産を乗っ取るというストーリーで、確かに似てるような気もします。
井浦秀夫氏が、どのくらい参考にしていたかということが、ポイントになるのでしょうか。小学館広報室は「作家とも協議して今後の対応を決めたい」としています。
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内田弁護士は「全くそっくりの盗用」と主張。今月20日発行の同誌で第4話が掲載され、このテーマが完結する予定のため、第4話の掲載や「蚕食弁護士」が載った単行本を発行しないよう求めた。
「弁護士のくず」は「9頭」という行動派の若手弁護士の活躍を描いた作品で、豊川悦司さん主演のテレビドラマにもなった。