
ニールセンの調査によると、ストリーミングが初めて地上波放送とケーブルテレビの合計を上回り、歴史的な節目に到達したとしています。
ストリーミングが地上波放送とケーブルテレビの合計を上回る
ニールセンの月次レポートによると、ストリーミングは2025年5月にテレビ視聴全体に占める割合が初めて地上波放送とケーブルテレビの合計割合を上回りました。
2025年5月のテレビ視聴率に占めるストリーミングの割合は44.8%で、過去最高のシェアとなりました。地上波放送(20.1%)とケーブルテレビ(24.1%)は合わせて44.2%です。
これをニールセンでは「歴史的な節目」だとしています。
ストリーミングの内訳は以下のようになっています。

YouTubeが圧倒的で、それにNetflixが続きます。Netflixの視聴者数は2021年5月以降27%増加しているそう。
この調査の中で、PlutoTV、Roku Channel、TubiといったFASTサービスの人気が高まっている(5月のテレビ視聴全体の5.7%を占める)というデータがあります。
「FAST」とは?
「FAST」は「Free Ad-supported Streaming Television」の略で、広告付き動画を無料で配信するサービスの総称だそう。
広告付きの動画配信サービスで、コンテンツを選ぶのではなく、チャンネルを選ぶスタイルで、それって普通のテレビじゃんと思ったのですが、チャンネルごとにテーマが設定されているのが違いだそうです。
調べると「FAST ch」のようなサービスが立ち上がっており、エンタメ、健康、フード、旅行、料理、キャンプなどのチャンネルで動画配信がされていました。

動画を提供している側が、これ自体がプロモーションになっているようです。何かをしながらだらだら再生しておくにき便利そうなサービスです。