Macが生まれてから20年。その後の関係者などに関する記事です。ジェフ・ラスキン氏、アンディー・ハーツフェルド氏、ビル・アトキンソン氏‥‥。
▼マック誕生20年:初期の関係者たちの近況は?(上)
▼マック誕生20年:初期の関係者たちの近況は?(下)
「私がアップル社にいた12年間で果たした仕事は、ひとことで言うと、創造性のある人々に力を与えるツールを作ることだった。私は現在の仕事を行なううえで、マック自体と、他の開発者たちが開発にあたっているマック専用ツールから力をもらっている。これこそが最高の見返りだと私は実感している」とアトキンソン氏は語った。
確か、ぼくが初めてAppleと出会ったのは、小学生の頃に図書館で借りた「二人のスティーブ」という本だったと思います。随分と昔の本なのでAmazonでも見つからないし(それこそ20年前だ)、もしかしたら少しタイトルが違うかもしれませんが、この一冊の本がその後のぼくの人生(Mac Life)に大きな影響を及ぼしたのは間違いないです。
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ビル・ジョイ氏:私はかねがね、UNIXの信頼性と美しさを、米ゼロックス社[パロアルト研究所]の素晴らしいユーザー・インターフェースと結びつけたいと考えていた。アップル社はマックで優れたインターフェースを部分的に実現していたが、すべて私の望み通りになったのは、UNIXを基盤にしたマックOS Xが登場したときだった。20年かかったが、待った甲斐があったね。
▼マック誕生20年:「マックの父」は本当にジョブズCEOか?
ラスキン氏によると「ジョブズCEOはマッキントッシュの構想を嫌っていた」という。「ジョブズCEOはあちこちで、『だめだ、だめだ、うまくいくものか!』と触れ回った。ジョブズCEOはマッキントッシュに対して最も辛辣な批判をあびせた1人で、取締役会ではつねにマッキントッシュをこき下ろした。だが、この構想がうまくいきそうだとわかって、魅力的な新製品になると見ると、自分の担当にしようと画策を始めたのだ」
▼Opinion:20年目を迎えたMac――その将来に待ち受けているものは?
しかしビジネスマシンとしては、Macintoshはほとんど注目されないだろう。それは1つには、ジョブズ氏が将来のデジタルハブとしてのAppleに最大の関心を持っているからだ。
ジョブズの答は、「アップルがイノベートし皆がまねする」の何が悪いんだよ、というものだ。