エロの敵 今、アダルトメディアに起こりつつあること

エロの敵 今、アダルトメディアに起こりつつあること

本書は、このように「身近にあるようで意外と知らない世界」であるアダルトコンテンツ業界が辿ってきた変遷といまリアルタイムの姿を、ライター(また制作者)としてその内側にいるフリーライターの安田氏と雨宮氏が、経験と実績を交えてレポートするまったく新しい「ビジネス書」である。

エロの敵 今、アダルトメディアに起こりつつあること

献本で頂きました。ありがとうございます。

「NET TRAVELLERS」シリーズなのでネットとアダルトメディアの話かと思いつつ、大きくページが割かれているのはエロ本、アダルトビデオなど旧来からのアダルトメディアの話だったりします。

一度もアダルトビデオを借りたことがないので(そもそもレンタルビデオをほとんど借りたことがありません)、歴史の話をはじめ知らないことばかりでした。

個人的に興味深かったのは、コンビニで雑誌がテープ止めされるようになり、表紙にありとあらゆる情報が集約されるようになったというくだり。

ほとんど気にしたことなかったのですが、これを読んでからコンビニに行ってみたら、確かに表紙に多くの情報が詰め込まれている雑誌が多いことに気付きました。

帯には「あなたが知らないアダルトコンテンツの真実」と書かれているのですが、本当に知らない真実でしたよ。この業界に詳しい人はあまり必要ないかもしれませんが、これから勉強したいという人にはぴったりの書物ではないでしょうか。

著者の安田理央氏は安田理央の恥ずかしいblogというブログがありました。雨宮まみ氏も雨宮まみの「弟よ!」というブログがあります。