衝動買いしている場合ではないのですが、田中アップルにPowerBookを見せられてから、わずか一週間でiBookを購入してしまいました。Switchです。
正確には元々10年くらいMacを使っていたので、あまりSwitchという感じではないのですが、ここは流行に乗っておきたいと思います。仕事の関係でWindowsをメインに使い始めてから2年くらい経過しているので。余談ですが、MacManiacsとかMac w@rmとかlovemac.comとか、Mac専門のサイトやニュースサイトを運営していたこともありました(今はありませんが、魂はネタフルに引き継がれています)。
もう一つ余談ですが、自宅には1999年に購入したiMac DVがあるのですが、メモリとHDDを増設し、Pantherをインストールして意外と普通に使用しています。ほぼ5年前の状態に近いので、そういう意味ではMacは凄いなぁ、と思っています。
これまでネタフルでは、どちらかと言うとAppleに厳しい意見を書いてきたように思います。それは全て愛ある故のことだった訳ですが、それでもやっぱりハードウェアは高いと思っていたし、そうおいそれとは手は出せないなぁ、と思っていました。しかしiBookは、こんな凍えそうになっていたぼくのハートを再び暖めてくれました(いま、iBookから初のエントリーです)。124,800円で手に入るなんて、これはなんと素敵なことなんでしょうか!
しかし、一時でもAppleワールドを離れてみて良かったと思っています。Appleを外から俯瞰する経験はあまりしたことがありませんでしたから。AppleにはAppleの良さがあり、そしてそれはWindowsにも言えること。その上で、今回は「ああ、もう一度Macを使いたい!」と思った訳です。これからも仕事ではWindowsを使うでしょうし、プライベートではiBookを愛していこうと思いますから、良い意味でバイブリッドユーザになれたらいいな、と思っています。
ここまで書いてきて、随分とキーボードに戸惑っています(笑) ぼくはカナ入力派なのですが、濁点の位置、読点、句読点の位置、決定的なのはコマンドキーの位置などで入力ミスが多発です。しばらく慣れるのに時間がかかりそうです。
さて話を戻しますが、ぼくがSwitchを決心したキラーアプリケーションについて書いておきたいと思います。それは「iChat」です。インスタントメッセンジャーで実にシンプルなのですが、なぜかボイスチャットにいたく感激してしまったのです。マイクが内蔵されていますから、標準状態でボイスチャットが可能です。田中アップルがおもむろにボイスチャットボタンをクリックし、先方の声が聞こえてきたのには感動しました。もちろんWindowsでも同様のことができますが、あまりの簡単さに驚いたというと良いのでしょうか。もしその場にiSightでもあれば、その場でApple StoreからiBookを購入していたのは間違いないでしょう。シンプルで分かりやすい。iChatはぼくをノックアウトするのには十分でした。もちろん、Mac OSやMac OS Xの変遷を自分の目で見てきていたから、というのも大きな理由かもしれませんが。
あとは会社がWindowsということもあり、いざという時にWindowsを使用するためのVirtual PCも重要でした。幸いなことに、インストールされていたのです。自分の目でスピードを確認し、これなら満更使えないこともないと思ったのも運の尽き(?)でした。ユーザ切り替えやExposeも、Switchを検討するには十分な派手さ加減だったことは言うまでもありません。
総じてMac OS Xに“魅せられた”というべきでしょうか。
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意外に知られていないが、実はPantherはWindowsとの親和性が極めて高い。テキストや画像はもちろん、Mac版のWordやExcelファイルは、LAN経由でWindowsパソコンにコピーするかメールで送るとそのまま読めるし、逆も可能。余計な変換作業は一切要らない。