アメリカ上院が「TikTok」を9カ月以内に売却しなければアメリカで禁止する法案を可決し、バイデン大統領も署名して成立したことから、TikTokの今後が気になるところです。
ByteDanceは、アメリカでTikTokを売却するよりは、閉鎖したいと考えているということが報じられています。
ByteDanceはTikTokを売却より閉鎖したい
AppleInsiderが、ByteDance will shut down US TikTok rather than sell itとして伝えています。
TikTok owner ByteDance reportedly will not sell to a US firm if it is unable to convince a court to overturn President Biden’s day-old law forcing a sale or ban.
ロイター通信によると、4人の情報筋が話したところによると、ByteDanceは「TikTok」を売却したり、プラットフォームから撤退したりするつもりはないということです。
売却しない理由は「TikTok」とByteDanceの他の事業の両方を支えるアルゴリズムも販売する必要があることだといいます。
「TikTok」はByteDanceの事業のほんの一部にすぎないため、仮にアメリカ閉鎖しても影響は限定的とのこと。
ある関係者によると、2023年の「TikTok」の全世界収益の1/4をアメリカが占めているものの、ByteDanceの収益1,200億ドルのうち「TikTok」が稼いだのは最大でも300億で、その1/4となると約80億ドルと推測されています。
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