Appleが2023年10月31日に開催したスペシャルイベントで、次世代GPUアーキテクチャを実現したM3、M3 Pro、M3 Maxを発表しました。
レンダリング速度はM1より最大2.5倍高速、CPUの高性能コアと高効率コアは、M1と比べてそれぞれ30%および50%高速になっています。
Apple、M3、M3 Pro、M3 Maxを発表
Appleが発表したM3、M3 Pro、M3 Maxは、3ナノメートルプロセステクノロジーを使って作られた初めてのパーソナルコンピュータ向けチップで、Appleシリコン向けのこれまでで最大の飛躍をもたらす次世代GPUを搭載しています。
このGPUはより高速かつ効率的なDynamic Cachingという新しいテクノロジーを導入するとともに、ハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングやメッシュシェーディングといった新しいレンダリング機能をMacにもたらし、レンダリング速度はM1チップより最大2.5倍高速になります。
CPUの高性能コアと高効率コアは、M1と比べてそれぞれ30%および50%高速で、Neural EngineはM1チップのNeural Engineよりも60%高速です。
また、M3のGPUはM1と同じパフォーマンスを約半分の電力で実現し、ピーク時には最大65%高いパフォーマンスを発揮するという、Appleシリコンならではの電力効率も維持しています。
とにかく高速になったということが分かるデモンストレーションでもありましたが、一方で普通に使う分にはM1でも全く問題ないというのも、Appleにとっては悩ましい問題かもしれません。
M3はGPU性能の具体的なスコアがみたいところです。