Appleが2020年にBing買収についてMicrosoftと協議していたことが明らかに

Apple microsoft bing

Appleが2020年に、Bing買収についてMicrosoftと協議していたことをBloombergが報じたそうです。9to5Macが、Bloomberg: Apple held talks with Microsoft about acquiring Bing in 2020として伝えていました。

Now, Bloomberg reports today, citing “people with knowledge of the matter,” that Microsoft held talks with Apple in 2020 about selling Bing, which would’ve then replaced Google as the default search engine on Apple platforms.

Googleに対する司法省の反トラスト法裁判が進む中、Appleとの契約や他社との交渉について、続々と明らかになっているそうで、Microsoftが2020年にAppleとBingの売却について交渉していたことも明らかになりました。

iPhoneやiPad、MacでGoogleの検索エンジンを採用することで、AppleはGoogleから広告収入の一部を得ていますが、MicrosoftがAppleとの契約を拡大し、デフォルトの検索エンジンをBingにする計画もあったのだそう。

2016年にAppleはGoogleと契約更新し、AppleとMicrosoftの契約は事実上消滅したものの、2020年に新たな話し合いが始まり、そこでAppleによるBing買収の可能性について話し合われたとのことです。

結果的にはGoogleから得られる収益が重要で、このBing買収話は進展しなかったということです。

実はAppleがウェブ検索エンジンを立ち上げるという噂が再び浮上という記事を2022年に書いたこともありました。検索エンジンは、Siriをよりスマートにするために必要と考えられているようです。そう考えると、Appleが自前の検索エンジンを必要としても不思議ではありません。

2010年にはiPhone、デフォルト検索エンジンがGoogleからBingに?という記事を書いており、確かにAppleがMicrosoftと話し合いをしていたことがありました。