人生って何が起きるか分かりませんね。まさかアラフィフになってパラパラを踊るようになるとは思ってもいませんでした。そんな人生。しかも毎週。ウィークリー。メタバースで。
ぼくの世代でパラパラと聞いて連想するのは、ジュリアナのお立ち台で扇子を振りながら踊る荒木師匠一択です。あ、でもよく考えたらあれはパラパラじゃないな。ガングロか？ それも違うか？
とにかく、パラパラと聞いてイメージするのは、ディスコティックの華やかな世界で、自分とは縁遠いものだと思っていたのです。ダンスすらやったことないですしね。踊るなら盆踊りかフォークダンスくらいなもので。
そんなアラフィフのおじさんが、メタバース転生したら、美少女の姿で毎週パラパラを踊るようになった‥‥という話です。
きっかけはダンスイベント
VRダンス界で活躍する、カソウ舞踏団のyoikami団長が開催したダンスレッスンイベントの参加者の間で「パラパラもやってみたいね！」という話をしたのが最初のきっかけだった記憶があります。
カソウ舞踏団のyoikami団長
そこに後の「ゆるふわパラパラ部」の部長となる、ギャルになりたい人妻のそらさんがいて「じゃあ私がやりますわ」という感じで毎週インスタンスを開いて下さるようになった‥‥というのが初期の話。
ギャルになりたい人妻そらさんと2ショット
最初は水曜日だったんですよね。夏休みを経て月曜日に移動し、今に至るという感じ‥‥だったはず（もし違ってたら教えてください！）。
はじめる前は、そんなにパラパラに強い興味があったというわけではないんですよ。そもそもダンスもやったことないですし。自分とは最も縁遠いジャンルのものだと思っていたし。
どうせなら踊ってみた方が楽しい
でも一発やってみたら、これが楽しい！
手の動きだけなので、なんとか自分にもできそうな‥‥気がする！
ぶっちゃけ踊れてないわけです。素養がないから。でも、誰かが自分のパラパラを見ているわけでもないし、何よりアバターで踊っているので、気恥ずかしさなんてどこへやら、です。
毎週30人以上が参加します
踊れねぇ、踊れねぇ、と思いつつも毎週通い続けました。何よりホスピタリティ溢れるそら部長のおかげもありますし、そこでしか会えないような友だちもできましたから。
パラパラで仲良くなったムードメーカーのゆみえさん
踊れねぇ、踊れねぇ、と思いつつも毎週通い続けていると‥‥これが踊れる曲が出てくるんですねぇ。もちろん完璧ではないと思いますけど、自分でも納得できるくらいの手の動きはできるようになるわけです。
「トーキョー！」の決めポーズ
最後の決めポーズまでミス率10%くらいでたどり着けると‥‥これが楽しい＆嬉しいんだなぁ。
コロナ禍で身体を動かすことが減る中、毎週のパラパラは良い運動になっていました。上半身だけだったのがかえって無理なく続けられたのかもしれません。肩の可動域も広がっているんじゃないかという気がしますね。
あちこち声をかけて回る気遣いのそら部長
最近ではパラパラで踊っている曲を口ずんでいることさえありますよ。自分で自分が信じられない！
ぼくが平均年齢を上げていると思いますが、老若男女が楽しくパラパラしてます。手だけの動きだけというのがまた盆踊りぽくて、日本人のメンタリティにも響くのかもしれませんね。
一緒に平均年齢を上げているえびちゃん
もしVRパラパラに興味を持った方がいたら、ぜひ毎週月曜日21時30分にそらさんにVRChatでジョインしてください。基本的に腕の動きだけですので、Oculus Questにも対応しています（Oculus Quest 2にVRChatをインストールしたらあなたも来週からゆるふわパラパラ部）。
そら部長、いつもありがとうございます！
（なぜそらさんがあえて人妻を名乗っているかはVlogでどうぞ）
最初の一歩に「ゆるふわVR」をどうぞ
もともと大人がVR（主にVRChat）をはじめたいと思ったときに、どこで何をどう調べたらイベントに出会えるのだろう、ということから始まった「ゆるふわVR」というDiscordサーバーがあります。
ゆるふわ創始者のぴちきよ氏
今では特に大人かどうかは関係がなくなって、VRに興味がある、イベントに興味がある、分からないことを聞きたいといった人たちが集っています。なんと500人規模にまで成長しています。
他にも様々なVRイベントが開催されていて、新聞やテレビでも紹介されることが増えた「子育てママパパゆるふわ交流会（毎週火曜日）」も、ゆるふわVR発です。育児中で外出しにくいママパパの息抜きの場所になっています。
Discordは昔風にいえばBBSみたいな仕組みです。誰でも無料で参加することができるので、聞きたいことなどあればぜひ「ゆるふわVR」にアクセスしてみてください！
Questにカメラ機能がリリースされたので、こういうレポート記事も書きやすくなりました！
なぜ美少女アバターなのか？
なぜおじさんが美少女アバターをまとっているのかという話も書いておきますが、ぼくの場合はVRホストクラブに連れて行って貰ったことがきっかけでした。
別に女性だけでなく男性が遊びに行っても良い世界だと思いますが、とても丁寧な接客にいたく感銘を受けまして、当時まとっていた妙なアバターだと場違いだと思い、また行くときのためにTPOを考えて準備したのが今のアバターなのです。
ちなみに、最近だとイケメンなど男性アバターを見かけることも増えた気がしていて、ぼくも良きおじさんのアバターがあれば、そういうのも欲しいなぁ、なんて思っているところです。
