ベータ版がリリースされたばかりの「Horizon Workrooms」を使って、こんなことをやっている人たちは見たことないので「世界初」と言い切ってしまっても問題ないと思います。
2021年8月27日22時30分より「Horizon Workrooms」を利用し、ニッポン放送・吉田尚記アナウンサー(@yoshidahisanori)の落語をYouTubeで配信するというチーム往来の試みが行われました。
「Horizon Workrooms」のリリース直後のテストに吉田アナも加わり、リップシンクとハンドトラッキングの性能が素晴らしいからこれは落語も‥‥とその場で演じたところ、アバターによる妙にリアルな落語ができることが分かったのです!
同時に「Horizon Workrooms」の映像のYouTube配信も可能であることが分かり(標準機能ではない)、急遽「Horizon Workrooms 落語」の配信が実行されることになりました。
そして迎えた当日。
これは吉田アナが落語を演じている様子です。「Horizon Workrooms」では上半身だけ表示されます。
ハンドトラッキングと書きましたが、指の一本一本の動きが見えるので、フィンガートラッキングです。優秀なリップシンクとともに、リアルに落語を見ているような気分になってきます。
背景には当初は寄席風の画像が表示されていましたが、YouTubeのコメント欄がPCからシェアされています(これは標準機能)。吉田アナは後ろを振り向きつつ、コメントにも反応しました。
落語の後は「Horizon Workrooms」談義も行われました。
実はぼくもこっそりウェブカムから参加していました。
右端に「コ(グレ)」がチラチラと映りますね!
音声の課題はあるようですが、個人的には初のトーク番組としては大成功だったと思います。様々なVRや配信の経験を積み重ねているメンバーが「往来」にいるからこそ、ほとんどぶっつけ本番でも大きなトラブルはなく配信できました。
何より「Oculus Quest 2」があれば、誰でもこの中に入っていける、演じることができるというのも素晴らしいですね!
「Horizon Workrooms」の本来の用途は会議ですが、いずれ「Horizon Studio」とか「Horizon Cafe」とか、様々なシチュエーションが登場してくれることを願います。いや、絶対に出てくるでしょうね。楽しみだ!
ということで、実際に配信されていた動画をご覧ください。
現場に参加していたメンバーは次の通りです。
@pichikyo/@naocci_/@mmmryo/@tokuriki/@otsune(カメラ)