市場に出回らないアビタニアジャージービーフとヘルシオがコラボ!レストランクオリティの調理を家庭で

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2021年7月5日オープンの「テイスティージャーニー(TASTY JOURNEY)」は、家の食卓をレストランクオリティに引き上げるべく誕生した、シャープのヘルシオとコラボした物語のあるECサイトです。第1弾は乳牛であるアビタニアジャージービーフを使った、ローストビーフとミートローフのミールキットを販売します。

先日、サービス開始に先駆けて実施された先行試食会に呼んでいただいたので、その時の様子をレポートします。会場となった格之進の肉のプロである千葉さんや、青森の生産者である安原さんがオンラインで登壇し、溢れる牛肉への思いを語りました。

食のラストワンマイルのクオリティを上げる「テイスティージャーニー」

「テイスティジャーニー」を運営する株式会社テーブルズを代表し、サイトにかける熱い思いを語ったのは、トレタ社長でもある中村仁氏です。外食がままならなかったものの、飲食店がデリバリーやECサイトを始めて、家庭の食卓の可能性が広がった1年だったと振り返りました。

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しかし、デリバリーやテイクアウトには妥協があり、やはり飲食店にはかなわないという現実もあるとします。食のラストワンマイルにはまだできることがあり、そこチャレンジするのが新しく立ち上げたテーブルズという会社なのだそう。

外食で食べるこだわり食材の美味しさを100%引き出すブイレクスルーとして注目したのがヘルシオで、まさに家庭にシェフの技術がやってくるとしました。

ヘルシオには「テイスティジャーニー」で販売する食材を調理するためのデータがネット経由で送信され、家庭でもボタンひとつでシェフクオリティの調理が可能となります。これが今回のコラボの肝の技術です。

これによって「家の食卓のポテンシャルが膨らみ、外食でもできない体験ができるのでは」と中村仁氏は説明しました。

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今回は調理家電としてシャープのヘルシオが協力、さらに肉の美味しさを最大限に引き出すパートナーとして有名店の「格之進」も協力しています。流通に乗らない特別な肉として、格之進の千葉氏のルートにより「アビタニアジャージービーフ」が調達されています。

ヘルシオに任せてシェフクオリティを

ウォーターオーブン「ヘルシオ」は「塩が減る」に由来した名前を持つ健康的な調理家電です。ヘルシオの300度の過熱水蒸気は冷凍、常温など何を並べて置いても均一に仕上がるというのが特徴で、おまかせ調理がコンセプトの製品です。

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「ヘルシオ」は従来の安い、早い、便利という電子レンジから、健康によい、おいしいという新しい価値を提供するため、2004年に初代のモデルが発売されました。

過熱水蒸気の技術はもともとは業務用で、それを家庭調理器の応用したのが「ヘルシオ」です。

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あぶり焼きや低温調理など、プロのような火加減で調理することができるようになっています。例えばローストビーフなら、高温で焼き固め、低温で内部までじっくり火を通す‥‥というプロの技術も、ボタン1つで実現してしまいます。

今回の「テイスティジャーニー」とのコラボでも、この「ヘルシオ」が実現するプロの技術が活かされています。

シャープの沖津氏は「共働き比率が50%から70%まで増えた2020年には、簡単で美味しいものを作りたいニーズが出てきている」と説明しました。

テーブルズが企画した、自宅でレストランと同じ満足感を得るというコンセプトに賛同し、新たな需要を支援する調理ツールとして
新しいメニューの提供を続けたいとも語りました。

「アビタニアジャージービーフ」とは?

「テイスティジャーニー」の第1弾として販売されることになったのが「アビタニアジャージービーフ」です。青森県西津軽郡にある「アビタニアジャージーファーム」で育てられている乳牛です。

そもそもジャージー牛は乳牛なので、雄牛はほとんどが小さい段階で屠殺されているのだそう。オーナーの安原氏は命を無駄にせず、しっかり人の役に立つように向き合いたいということで、ジャージー牛の雄牛を5年以上かけて育てているのだそうです。

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自分で捌いて家庭用または地元ホテルで提供されるくらいなので、市場には出回らない希少な牛肉です。しかし、ジャージー牛は食用ではないため、市場では価値は認められていません。セリにかけても二束三文になってしまいます。これを価値あるものにしたいというのが、安原オーナーの思いでもあります。

ただし、ヨーロッパではジャージー牛は食べられているそうで、高級店でも提供されているのだとか。日本では肉質が柔らかいという評価がとても大事になっているため、長く飼育するジャージー牛は固くて評価がつかないのですが、長く飼うことで味わいが濃くなるという利点もあるそうです。

安原氏は自身がカナダで牧場経営を学んだ際に雄牛を食べ、その体験からジャージー牛を肉資源として食べるところまでもっていきたいと取り組んできたのだとか。

安原氏の思いとしては、美味しいものの基準として口をつく「柔らかい」よりも先に「美味しい」が出てくるように取り組んでいるとも語っておられました。

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格之進の千葉氏によれば、むしろ海外では固さがないと噛み味がないと言われるそうで、噛み味というのが「アビタニアジャージービーフ」にとっては重要な味のポイントとなっているそうです。

生産効率だけ求めるなら穀物を食べさせたほうが早いそうですが「アビタニアジャージーファーム」では牧草の女王と言われるアルファルファを輸入して与えているそうです。「時間をかけて草を食べたものには独特の旨味がある」と千葉氏。

安原氏によれば、通常はエネルギーは乳に回されるものの、個体差があって肉に回してしまう牛がいるそうで、乳量が少なくなって太るそうです。そうした牛を選別し、肉用にしているそうです。

「アビタニアジャージービーフ」はそもそも市場に出回ることがなく、非常に貴重な牛肉であることが分かりました。柔らかくて脂の乗った肉が美味しいのは確かにそうなのですが、近年は赤身肉が美味しいという人も増えているように思います。

ぼく自身も噛んで旨味が溢れるような赤身肉に魅力を感じるようになってきました。そういう意味でも「アビタニアジャージービーフ」が美味しいと価値を感じられる人は多いと思います。

「アビタニアジャージービーフ」を食べてみた

今回、試食会で提供されたのは「アビタニアジャージービーフ」の6歳半の雌牛のローストビーフとミートローフです。商品として提供される雄牛は貴重品のため、6歳半の経産牛が使用されています。赤身肉の部位はモモです。

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どちらもトークショーが行われている、まさにその横のテーブル焼き上げていたのでできたてです。

多くの人が驚いていたのは、ローストビーフの絶妙な火入れの加減です。外側から中心にかけて、見事なピンクから赤のグラデーションを描いています。これ、ヘルシオのボタン1つでできてしまうんですよ。

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そうはいっても、届く肉の形状は様々じゃないですか、どれでもこんな風にキレイに焼けるものなんですかね? と質問したところ、ヘルシオは肉の形状に応じて調理してくれるそうなので、本当にボタン1つで良いそうです。

ギュッギュッと歯ごたえのある赤身肉で、柔らかいサシの入った牛肉とは一味違います。草原ぽい味がするように感じたのは、やはり良い牧草を食べているからなのでしょうか。

格之進の遠藤シェフは「ここまでのクオリティで焼き上がってしまうとどうしたものかというのが正直なところ」とコメントしていました。料理のプロを持ってして、このコメント。「切っただけ」だそうです。

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ミートローフも見事な焼き加減です。遠藤シェフによれば「アビタニアジャージービーフ」は肉に奥行きがあり、それを殺さないように引き立てるため、ドイツ式のチーズをいれてコクを出したり、牛乳にも安原氏の牧場のものを使っているそうです。「アビタニア牧場ならではの味に仕上がったと思っている」

「アビタニアジャージービーフ」を限定販売

ということで「テイスティージャーニー」では入手困難な「アビタニアジャージービーフ」のローストビーフとミートローフのミールキットを2021年7月5日より販売開始しました。数量限定のセットとなっていますので、食べてみたい方はお早めにコチラからどうぞ。

大げさでなく、このチャンスを逃すと「アビタニアジャージービーフ」を口にする機会というのは、この先巡ってこない可能性はあると思います。

アビタニアジャージービーフ特選4点セット

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価格:16,200円(140セット限定)

商品内容:
1. 赤身肉ローストビーフ用(約350g)
2. ミートローフ(約600g)
3. 特製ハンバーグ4個(1個150g)
4. 格之進オリジナル「牛醤」(1本70g)
  ※熟成した牛肉からつくった特製醤油

アビタニアジャージービーフ厳選3点セット

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価格:10,800円(250セット限定)

商品内容:
1. ミートローフ(約600g)
2. 特製ハンバーグ4個(1個150g)
3. 格之進オリジナル「牛醤」(1本70g)
  ※熟成した牛肉からつくった特製醤油