2021年5月31日のGoogleロゴは「伊福部昭」をモチーフにしたものとなっています。伊福部昭は映画「ゴジラ」の映画音楽でも知られる作曲家です。1914年5月31日が誕生日なので、生誕107周年を記念したロゴとなっています。
伊福部昭は北海道生まれで、中学生のときに音楽に興味を持ち、独学でヴァイオリンを始めたそうです。その後、本格的に作曲をはじめ、北海道帝国大学に在学中に「札幌フィルハーモニック弦楽四重奏団」を結成します。
その後、林務官や木材加工業者などを経て、本格的に作曲活動を行うことになりますが、1947年に、映画音楽の最初の作品を発表しました。
1954年、40歳のときに「ゴジラ」のサウンドトラックを作曲します。ゴジラの特徴的な咆哮は、樹脂で覆われた革の手袋をコントラバスの緩い弦に引っかけて作ったものだそうです。
1976年から東京音楽大学の学長を務め、1,000ページに及ぶ理論書「オーケストレーション」も出版します。
するなど、精力的に活動した。日本政府は、彼の生涯にわたる功績を称え、文化勲章と瑞宝章を授与しました。紫綬褒章、勲三等瑞宝章なども受賞しています。
最近はアニメ版の「ゴジラS.P<シンギュラポイント>」を観ているのですが、ゴジラといえばあの音楽ですし、ゴジラといえばあの咆哮で、時代を超えても「ゴジラはこれだ」というのが、はっきりと分かるのは凄いことだと改めて感じています。
2006年2月8日に91歳で亡くなりました。
伊福部昭(アーティスト), 伊福部昭(作曲), 齊藤一郎(指揮), オーケストラ・トリプティーク(演奏)
オムニバス(クラシック)(アーティスト), 伊福部昭(作曲), 芥川也寸志(指揮), 山田一雄(指揮), 井上道義(指揮), 新交響楽団(演奏), 新星日本交響楽団(演奏), 東京交響楽団(演奏), 藤井一興(演奏), 小林武史(演奏), 安倍圭子(演奏)