アート風呂に北欧サウナ! 新しい別荘型ホテル「アブラサスハウス」8つの魅力

東京都内から約90分。山梨県にある「abrAsus House(アブラサスハウス)富士河口湖」へご招待でやってきました!

こんにちは、旅するライター・矢口あやはです(放浪の身をネタフルさまに拾っていただき、今回、厚かましくも寄稿にてお邪魔いたします)。ここは、アパレルブランド「abrAsus」が2023年6月にオープンした1日1組限定の“別荘型ホテル”! 

他では味わえない「アブラサスハウス」のスペシャルな魅力を8つ、厳選してお届けします。

東海道新幹線に乗ると、途中で見えてくる大きな山。静岡県側から見た富士山です。でも、ご存じだったでしょうか? 実は、山梨県側の方が、海がなくて雲が少ないために晴れた姿を拝みやすいということを!

そう、「アブラサスハウス」から見えるのは山梨県側。オープンスタイルのリビングで、特等席のふかふかのソファに座ってみると、真正面には雄大で神々しいピカピカの富士山。

みなさんが口をそろえる通り、予想もしないロケーション。よくこんな場所がありましたね、と。到着5分で、もうクライマックス!? な絶景ですが、この後の1泊2日で待ち受けていた楽しみに比べれば、これは序章にすぎなかったのでした。

「アブラサスハウス」といえば、絶景と同じくらいスゴイのがアート風呂(&サウナ)! 通常の湯船と水風呂の2種類があって、お風呂の窓の向こうには富士山、ハシゴを登った先にあるロフトの天窓には星空が広がります。

くるくる回るミラーボールで気分アゲアゲ。自家製のバスソルトを湯船に入れてさらにアゲアゲ。ちなみにバスアメニティはいい香りのAesop。ウォーターサーバーもあるから、ごくごく。ぷはぁ! 湯船の中でお尻に根が張っちゃいます。

お風呂を楽しんだら、すぐそばにあるプライベートサウナへ。白樺の香りとフィンランドの本格ストーブにポカポカと癒されて、芯からあたたまったらサウナを飛び出して、キンキンの水風呂へチャポン。ふ〜〜っ、これこれ。ととのったら再びサウナへ。もう好きなだけ往復しちゃいます。

汗だくでサウナから出て、そのままバスルームのドアからお庭へ。芝生に寝ころび、空を見上げて外気浴。幸せは…ここにあったなぁ…。バサバサできるヴィヒタも購入可能です。

お風呂上がりは、さてドライヤーはどこかな〜?とウロウロ。と、洗面所に美容家電コーナーがありました。

とくにすごかったのが、レプロナイザーとヘアビューロン。どれも「27D Plus」シリーズです。こ、これね、調べたらね、1台10万円以上するやつ…だったんですよ…(ゴクリ)。憧れのライフスタイルを試せるのもアブラサスハウスの特別なところです。

余談ですが、洗濯機もパナソニックのドラム式「Cuble(キューブル)」でした。最新家電に囲まれて、ここはもうお城。楽しいものしかないシンデレラ城。

富士山の輪郭が夕暮れの空と溶け合う頃になったら、業務用のキッチンダイニングで腕まくり。アブラサスハウスのごはんは、夜・朝ともに“プリペアードスタイル”です。

んー…つまりは自炊。「え…めんど…」って思った方、どうかご安心を。あらかじめ準備された食材をシンプルな指示書の通りに焼いて、煮て、燻して、蒸すだけ。ほぼスイッチを押しただけのシェフ(私)も「めちゃくちゃおいしい!」ってみんなから褒められてお鼻ニョキニョキ。

それもそのはず、お料理はなんと六本木ヒルズ・西麻布にある「豚組」がプロデュースしていたのでした。間違いない名店の味を自分たちで準備して、仲間との絆もアツアツです。うふふ。 

「令和版の三種の神器」系の記事でよく目にするホットクックやバーミキュラポット。優れているのはわかった…でも高価だよね、ゆっくり考えようね…って後回しになっていた最新のキッチン家電が…みんないる! 美容家電コーナーに続いて、ここでも憧れのキッチン家電が勢揃い。

実際にお料理しながら使い心地を試せるのがうれしいところで、この日はボタンを押した・ちょっと火にかけたくらいの労力で、こんなものを作りました。

・バーミキュラポットヒーターで「まるごとトマトのおでん」
・バーミキュラオーブンポットで「豚バラ粕汁」
・ハリオの土鍋で「小鯛の炊き込みごはん」などなど

コーヒー豆の焙煎タイムも格別で、富士山に見下ろされながら、豆を自分好みにローストして、ゴリゴリ挽いて、熱々の湯気を浴びながら外で飲むコーヒーは、思わず人生に感謝する幸せの味。お料理面でも新しい体験が盛りだくさんだったのでした。

遊びに遊んで、濃い時間を過ごしてもうクタクタ。ここで体を休めるベッドルームもすごいんです。お部屋は2つあって、2名用の寝室はやや固めの日本ベッドの間。富士山の岩肌をイメージした壁がダイナミックです。

もう一つの4名用の寝室は、やわらかいフランスベッドの間。照明を消すと30秒間だけ滝の絵が白く光る、幻想的なアートが特徴です。

ホテルの外には、満天の星空。富士山に灯る温かい山小屋の光、ミルキーウェイ、次々と落ちてくる流れ星。眠るのがもったいないけれど、雲の寝心地にはあらがえずに夢の中へ。おやすみなさい。

アブラサスハウスの滞在だけでも十分なくらい楽しいけれど、周りにも面白いスポットがたくさんあるから困っちゃいます。できれば2泊したいくらい。

徒歩5分の距離にある「小林ブルーベリー観光農園」では、夏になると枝から枝へブルーベリーを食べ歩く、貴重な体験ができます。「富士屋フルーツ」さんでプリプリの桃など地元の名産がお買い得だったりするので、お土産に買って帰るのもオススメです。

世界文化遺産・富士山のお仲間「河口浅間神社」は歴史ある境内や巨木が見どころ。郷土料理の「吉田のうどん」がいただける「たかちゃんうどん」もご近所さんです。ぜひ足を運んでみてね。

新しい体験と癒しがてんこもりだったこの2日間、まさに心と体に“アブラ”をたっぷりとサして過ごせた休日でした。

絶景の別荘で、あなたならどんなふうに過ごしますか?

「アブラサス ハウス 富士河口湖」
HP:https://abrasushouse.jp/

※2023年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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ABOUT US
矢口あやはライター
矢口あやは 大阪生まれ。大学卒業後、編集プロダクションでの編集勤務を経て、2012年に独立。雑誌・WEB・広告などで”旅”にまつわる仕事を中心に手がける。2020年からイラストレーターとしても活動。