米Roxio、1年以内に日本向けにNapster事業開始というニュース。
Bebel氏は、日本でのサービス展開について「1年以内にNapster 2.0と同様のサービスを開始する」と明言。サービス内容については、「有料音楽配信サービスでは“自分の馴染みの曲”があることが必須条件だ。したがって、日本でサービスを提供するためには、邦楽をダウンロードリストに入れることが必須事項だと考えている。現在は、日本のレコード会社と版権について交渉中」だと説明した。
こりゃ、アップルもうかうかしてられませんな。当然、iTunes Music Storeに関する話し合いというのはレコード会社と持ってはいるのでしょうが、まだまだ未定だったはず。果たしてNapsterが交渉をうまくいかせることができるのかどうかという問題もあるかもしれませんが、日本に参入する、といったことは大きいでしょう。
個人的にはiPodも持っているし、既にベースとなるプレイヤーが大量に存在している訳ですから、レコード会社の選択としてはiTunes Music Storeなんじゃないかという気がするんですが、ハードウェアのメーカーと資本関係のあるレコード会社もありますから、そういう点からはハードウェアと抱き合わせてスタートする可能性も高いかもしれません。
いずれにしても日本でも音楽配信サービスが始まると嬉しいな。とりあえず1曲だけ聴いてみたい、ということも多い訳ですよ。良ければアルバムで欲しいし。Amazonだって書籍を検索できるようになって売上が伸びている訳ですから、音楽でも同様のことが起きる可能性は高いのではないかと。というか、もうそういうスタイルになるべき素地も出来上がっているんじゃないかなぁ、なんて。
Roxioは1年以内のサービスインを目論んでいます。
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実際にNapster 2.0ソフトを使い、検索機能やインターネットラジオ機能などを解説。また、Napster 2.0では、ライブラリをユーザーが公開できる機能も搭載している。これは、サービス開始前のユーザー調査で、「ほかの人のコレクションが気になる」という意見が多かったためという。
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Roxioでは同様のサービスを1年以内に日本と欧州の主要な市場で展開していきたいとしている。「(米国での)初期投資が済めば、各国でサービスを提供するのに追加投資はさほどかからない」(ベヘル氏)。特に日本は米国に続く第2の巨大音楽市場であり、力を入れていく考えのようだ。日本でサービスを展開する場合には、現在米国で提供している楽曲だけでなく邦楽も提供していく予定という。