日産自動車が2023年3月4日に、リアルとメタバースに存在する「NISSAN CROSSING」をつないで「ハンドルぐるぐる体操体験会」を開催しました。
ぼくは自宅からVR側の「ハンドルぐるぐる体操体験会」に参加してみたのですが、あっち(?)とこっち(?)に「NISSAN CROSSING」が存在し、なんだか不思議な気分になりました。
リアルとメタバースで「ハンドルぐるぐる体操体験会」
日産は、2021年メタバース(VRChat)内にバーチャルギャラリー「NISSAN CROSSING(ニッサン クロッシング)」を公開しています。これは銀座に実在する「NISSAN CROSSING」をVRに展開したもので、全く同じつくりをしています。
▼日産、メタバースにバーチャルギャラリー「NISSAN CROSSING」を公開
このメタバースの「NISSAN CROSSING」で「ハンドルぐるぐる体操体験会」の体験会を実施したのは、2022年2月のことでした。
▼日産の「ハンドルぐるぐる体操」メタバース体験会に参加!みんなで身体を動かすのはやはり楽しい
「ハンドルぐるぐる体操体験会」は、主に高齢ドライバーが日々の生活の中で運動習慣をつけることで、筋力と認知力を高め安全なドライブができるよう支援するための体操です。日産と新潟大学が共同でコンセプト検討を行い、新潟大学が体操のプログラムを創作しました。
「ハンドルぐるぐる体操体験会」を正しく継続して行うことで、運転に必要な筋力、認知力を高める効果が期待されます。
そして2023年3月。今度はリアルの「NISSAN CROSSING」と、メタバースの「NISSAN CROSSING」をリアルタイムにつないで「ハンドルぐるぐる体操体験会」を実施するという取り組みが行われたわけです。
ぼくはVRChatのメタバース側から参加していました。
メタバース側からはリアルの会場はリアルタイムには見えておらず、どんな状況だったのか把握できなかったのですが、全く同じ「NISSAN CROSSING」で、全く同じように体操が行われていたのですね!
これがなんとも不思議な体験で、メタバースの「NISSAN CROSSING」にいても体感としてはそれは“リアル”なんです。そして銀座の「NISSAN CROSSING」も、もちろん“リアル”です。
メタバース側も日本各地から20人以上が集い、和気あいあいと、ときには硬い身体にうめきながら、みんなで楽しく「ハンドルぐるぐる体操」で身体を動かすことができました。
どこにいても、アバターだったとしても、体験というのは“リアル”なものだということを改めてひしひしと感じたイベントでした。あっちの“リアル”とこっちの“リアル”が繋がったからこその体験だったと思います!
イベント終盤には日産で広報を担当する鵜飼さんが銀座の「NISSAN CROSSING」からメタバースの「NISSAN CROSSING」に降臨しました。写真で見ると混乱しそうな絵面ですけど。
今回もVRChatのクリエイターたちが協力しています。
Yuki / Kaiz / レオ / イカめし / 森尾 / ろれる/月鏡の灯篭/ / Yoikami(カソウ舞踏団 団長)/ Tarako(カソウ舞踏団)/ e-suke(カソウ舞踏団)/ koua(カソウ舞踏団)/ AONEKO/青猫 / 匠/takumi / 桜羽ことね / inaba_mochi / SUSABI / ライヒ / ぴゅあ吉 / Tokikaze
バーチャルギャラリー「NISSAN CROSSING」に新機能追加
2023年3月15日からはメタバース上の「NISSAN CROSSING」に新しい機能が追加されます。
銀座の「NISSAN CROSSING」で提供している、日産のクルマや自分だけのオリジナルデザインで作ったMACCHI-ART(マキアート)をメタバース上のカフェでも体験できるほか、ギャラリー内を日産のロボットカー「エポロ(EPORO)」が案内役として自動走行します。
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