未だリーグ戦未勝利だった、堀孝史監督の解任を浦和レッズが発表しました。後任は大槻毅育成ダイレクターが暫定監督として指揮を執るということも発表されています。
まずは堀監督との契約解除のアナウンスです。
▼堀監督との契約解除について|URAWA RED DIAMONDS OFFICIAL WEBSITE
2017シーズン7月末より指揮を執っておりました、堀 孝史監督との契約を本日付で解除いたしましたので、お知らせいたします。また、あわせて天野賢一ヘッドコーチとの契約も解除いたしました。
堀監督の「こういう状況にしてしまったということを本当に申し訳なく思っています。新しい体制になって、自分たちのいるべきところに戻り、クラブが前に進んでいけるようになってほしいと願っています」というコメントもあります。
また「僕自身は選手としても在籍していましたし、育成のコーチングスタッフとしても関わらせていただいたので、本当にありがたかったと考えています」とも。
そして大槻毅育成ダイレクターの監督就任のアナウンスです。
▼大槻 毅 育成ダイレクターのトップチーム監督就任について|URAWA RED DIAMONDS OFFICIAL WEBSITE
堀 孝史監督との契約解除に伴い、大槻 毅 育成ダイレクターが暫定的にトップチームの指揮を執ることとなりましたので、お知らせいたします。あわせて、上野優作ユースコーチがトップチームコーチに就任することとなりましたので、お知らせいたします。
ユースの監督だった大槻毅育成ダイレクターが監督に、その片腕だった上野優作ユースコーチもコーチに昇格します。
ぶっちゃけ次の監督の目星をつけていなかったというか、またもや内部昇格でお茶を濁すことになりそうです。堀監督の手腕を見ていれば監督交代待ったなしだったのは、誰が見ていても明らかだったのではないでしょうか。
またしても、浦和レッズ出身の人材を悲しい形で見送らなくてはなりません。とりあえず解任しないといけない、しかし代わりの監督がいないという中で、火中の熱すぎる栗を拾うことになった大槻毅育成ダイレクターにも迷惑な話です。
いったい何が悪いのか?
いったい誰が悪いのか?
浦和レッズのフロントです。監督の人選をしている強化部長は誰なのでしょうか。そして、その強化部長に責任を取らせることができない社長は誰なのでしょうか。
もう素人フロントのサッカークラブごっこは勘弁してください。
やっとACLを獲れたのに。堀監督のおかげでもありますが、シーズンを通して手腕を奮えるタイプ、器ではなかったのは明らかでした。でもそれは堀監督のせいではありません。堀監督に甘えたフロントの責任です。
現況を鑑みるにミシャの築いた遺産は霧散したといっても良いでしょう。一生懸命に積んだ石は、全てばらまかれてしまいました。また一から積み始めるの?
これはもはや浦和レッズの問題ではなく、親会社として社長を派遣する三菱の問題です。お願いだからサッカークラブが運営できる経営のプロを呼んでください。サッカーに詳しくなくてもいい。今は会社としての体もなしていないと思います。
現場責任者のクビを切るだけで、のうのうと居座り続ける経営者の会社に、誰が入社したいと思いますか?
ひいてはジュニアユース、ユースにいる子供たちも不幸にしていると思いますよ。
いつまでもサポーターに甘えないで欲しい。
もう素人フロントのサッカークラブごっこは勘弁して欲しい。