浦和レッズのMF関根貴大が、ドイツブンデスリーガ2部の「FCインゴルシュタット04」へ完全移籍することが突如、発表されました。監督交代した時期でもあるし、レッズサポーターとしては寝耳に水という驚きもあるかと思いますが、だからこそこのタイミングで良かった‥‥と思うしかありません。ぜひともドイツで活躍し、2部から1部へとステップアップして欲しいものです。
MF関根貴大(22歳)が、ブンデスリーガ2部のFCインゴルシュタット04へ完全移籍することを、クラブ間で合意いたしましたので、お知らせいたします。関根貴大は、10日、ドイツへと出発し、現地にてメディカルチェックを受ける予定となります。
まさか、さいたまダービーが関根貴大の浦和レッズでの最後の試合になるとは‥‥思ってもみませんでした。関根貴大は1995年生まれの22歳、浦和レッズユース出身の生え抜き選手ですが、海外志向を持った選手でもありました。
関根貴大は「2007年にアジアナンバー1のクラブに輝いた浦和レッズに憧れ、レッズでプロサッカー選手になることを決心し、ジュニアユースの一員になりました」「去年ルヴァンカップを獲得できた嬉しさを味わった一方でリーグタイトルを獲れなかった悔しさは一生忘れることはありません」とコメントしています。
「クラブからの慰留もありましたし、今チームが大きな変革期を迎えているタイミングで移籍の決断をするのは本当に悩みました」ともコメントしているのですが、一番に連絡をした原口元気から「元気君からは、シンプルに『おまえは行きたいのか行きたくないのか』ということを言われました」と移籍を決断したことを明かしています。
「この移籍にあたって、育成出身の後輩がプロになって、試合に出て活躍する、そんな選手が一人でも多く出てきてくれることを信じていきたいです」ともコメントしています。
山道守彦強化本部長は次のように移籍の経緯を説明しています。
FCインゴルシュタット04から、条件も含めたレターが届いたのが、7月末でした。その中で、関根選手は海外志向があり、インゴルシュタットが提示したものが、容認する内容のものだったということです。
そして「我々が育てた選手が海外に羽ばたくということは、すばらしいことですし、後押ししなければいけないという結論」に至ったということです。
育成部門に対しての環境整備ができるだけの移籍金も得られますから、原口が移籍した際のレッズランドの人工芝を見ていただいた方もいらっしゃると思いますが、同じようなものが、今度は24番でできる可能性も十分にあると思いますし、そういうものを残していきたいと思いました。
関根貴大が抜ける穴も心配ですが、サイドの選手は層が厚めです。そのことに関しては「こういうこともあるかと思って、少し厚めに選手を置いていました」ということです。
関根貴大は「日本に帰ってくるならこのクラブしかありません」と言っていますが、戻ってこないつもりで頑張ってこい!