俊足のディフェンダー、浦和レッズの坪井慶介が構想外になったことが伝えられています。今シーズンの出場数は1試合に留まり、浦和レッズは契約更新しないことにしたと伝えられています。坪井が浦和退団 今季リーグ戦出場1試合のみ…複数クラブが獲得興味という記事になっています。
02年に福岡大から加入した後は浦和一筋。02年にJ新人王、ナビスコ杯ニューヒーロー賞を受賞。03年、浦和に初タイトルをもたらしたナビスコ杯決勝の鹿島戦では、試合中の競り合いで目の上を15針縫う負傷を負いながら強行出場を続けたハートの強さも魅力の一つ。06年W杯ドイツ大会にも出場し、闘莉王、長谷部、小野らと浦和の黄金期を支えた。
坪井慶介も35歳。バックアップとしては貴重な戦力ですが、浦和レッズとしては世代交代を優先したい、ということなのでしょう。生え抜きの選手がいなくなるのは残念なのですが、試合に出場してこそのプロサッカー選手でもあると思いますから、坪井には新天地で頑張って欲しいです。
関係者によれば坪井は現役続行したい意向で、他のJ1クラブへの移籍を希望。既にJ1、J2の複数クラブが獲得に興味を示しているという。今季は出場機会が激減したが、12年には3バックの一角として33試合に出場するなどスピードは健在。
可能であればJ1、そうでなくともJ2でプレイする坪井慶介の姿が2015シーズンで見られることでしょう。浦和レッズとしても、移籍しやすいように早めの発表をするのですね。
近年は浦和レッズで現役生活を終えるのではなく、クラブとしても選手生命が残っているうちに契約更新をしないということが増えていますが、試合に出られずに燻るよりは、移籍し活躍し、いずれまた浦和レッズに戻ってきて貰う、というのも良いのかもしれません。他のチームを知ることも大切なことだと思いますから。
優勝して、坪井慶介を送り出しましょう。
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今月に入り、強化部からクラブスタッフ入りを打診されていた。功労者だけに、クラブも坪井のクラブへの貢献を高く評価しているが、坪井は現役続行に強い意欲を見せており、移籍先を探すことになる。