4連敗の後に迎えたホーム埼玉スタジアムでの柏レイソル戦。試合開始前からスタジアムの雰囲気も良く、イケそうな予感はあったのですが、1-4と大敗。
試合開始直後は、高原とか堀之内とか切れていて良かったんですけどね。ポゼッションも高かったと思います。
しかし、不用意なボールの奪われ方をしてカウンターを食らうという、しかも一度や二度でなく何度も同じパターンを繰り返すという‥‥かなりの重症です。
特に年長組に顕著ですが前半が終わるくらいからですかね、パッタリと足が止まり始めますね。ボールを奪われてもそれを取り返す姿勢も、残念ながら見られない。
よくフィンケ監督が口にしていますが、若さと経験を兼ね備えた20代中盤の選手のボリュームが本当にないんだな、と実感します。
そこを補強すれば良いのかもしれませんが、安易に補強すると今いる選手たちのレベルアップが図れないし、本当にこの数年で選手たちはスタミナを失ってきたから、まずは1年かけてそこから底上げしていかないといけないんだな、とも思います。
オフトが築き、ギドとオジェックが使い果たし、何も残っていないないことをゲルトで悟り、そしてフィンケに託した訳です。また一からスタートしている訳です。そりゃ、時間もかかるよね。
連敗もホームでの4失点も悔しいけど、これが現実なんだと。
山田直輝や高橋峻希のような選手が、もっともっと必要ということですね。
フィンケ監督のコメントです。
守備での、後ろでの1対1の状況で、残念ながら私たちはあまり長い間1対1の状況に耐えることができていませんでした。本当ならばそこに、味方が中盤のあたりから走って来て、しっかりとしたサポートをするものなのですが、残念ながら今日は、それを実現することはできていませんでした
それでもスタジアムでは大きなブーイングはありませんでしたよ。サポーターも耐えました。悔しいけれど、今ここは自分たちを信じて、歯を食いしばって乗り越えていくしかないと思います。
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2009年8月19日(水)19:33キックオフ・埼玉スタジアム
試合結果
浦和レッズ1-4(前半1-2)柏レイソル
得点者:23・85分大津(柏)、26分ポポ(柏)、38分闘莉王、74分フランサ(柏)
入場者数:38,740人
ボランチで先発した堀之内は「(課題が)分からないから、こういう結果になる。ロングボールが多く、(今季)積み上げてきたサッカーができなかった」。敗戦を繰り返すうちに、目指すべき形もぼやけていた。
浦和が、今季初の4失点で5連敗を喫し、順位を4位から7位に下げた。前半26分まで2失点し、同38分にMFポンテの右CKからDF闘莉王が頭でたたき、チーム5試合ぶりの得点を決めた。勢いに乗った後半は20分すぎまでは主導権を握り攻めた。だが、29分に失点してからは、攻め急いでパスミスが目立ち、自滅した。フィンケ監督は「運動量で相手が勝っていた」と話した。
今季最多の4失点を喫して、得失点差はマイナス2。リーグ戦の折り返し以降のマイナスは、1シーズン制となった05年以降では初の屈辱となった。
「監督の去就問題? 仮定の話はしない」と橋本光夫社長は話した。鹿島DF新井場徹(30)獲得の打診を一蹴された信藤健仁TDは28日の移籍期限までの緊急補強の可能性を示唆。さらには20日にも連敗脱出に向けて、指揮官と緊急会談を持つことを明らかにした。
0-2の前半38分にDF闘莉王がヘッド弾を決めた。7月15日のナビスコ杯・清水戦で後半15分にFWエジミウソンが決めて以来、実に518分ぶりのゴールだったが反撃もここまで。後半は運動量が落ち、カウンター攻撃を浴びるいつもの負けパターン。MF梅崎、DF堀之内を慣れないポジションで起用する不可解な采配もあった。
ライバルチームの関係者からは「浦和が“走る”のは今年からだから、夏場は持たない」と運動量が落ちることを予想する声もあった。