ホームで0-3という,結果だけ見ても非常に悲しい試合になりました。とはいえ、いつかはこういう日が来ることは分かっていたので、ここをいかに改善し乗り切るか、ですね。
例えば鹿島アントラーズも勝ちきれていません。長いシーズン、こういうことは必ずあるのです。
そして鹿島アントラーズのように強いチームは勝ちきれなくとも負けない、しかし今シーズンのようにチームを一から作っているチームはドローすら遠い、ということになります。
ケガ人も多く補強もなし、一方では少ない選手はどんどんとレンタルに出て、さらに試合出場できる選手も少なくなっています。
しかし、フィンケ監督は「試合に出場することが何よりの成長になる」と考えているタイプのようですね。だから安易に補強して若手の出場機会を奪うことなく、敢えて今シーズンのような戦い方をしているのでしょう。もちろん、育成という方針もあります。
確かに最近は失点も多いし、フラストレーションの貯まる試合展開も多いです。とはいえ、リーグ序盤に調子が良かったのがおかしいくらいで、やはり他チームから研究もされれば、こういう結果にはなるでしょう。
少なくとも敗戦は残念と思いますが、今後について悲観はしていません。vs名古屋グランパス 試合後 フィンケ監督などを読むと、本当に多方面に気を配っていることが分かります。
そして、私たち浦和レッズでさえ、2連敗することもあること、これはやはりサッカーの常識だと思います。なぜかというと、私たちは今シーズンに入ってさまざまなことを変えているわけです。『改革の年』という話がありますけれども、プレースタイルを変えています。それから今まで以上に非常にたくさんの若手選手を起用していたわけです。彼らもこれからさまざまな経験を積んでいかなければいけない選手たちです。今日の敗戦の理由というのが、例えば、風のせいであったとか、審判のせいであった、そういうことを言っても何も始まらないと思います。理由はやはり集中力が足りなかったと、それから戦術的にまだまだ直さなければいけないところ、改善しなければいけないところがあったのは事実だと思いますし、やはりこれが、今日の敗戦の理由だと思います。
むしろ、安易に補強に走ったり、記者会見であたふたしたりせずに、現状をしっかり客観的に分析しているフィンケ監督だからこそ、今後もしっかりとサポートしたいし、クラブもサポートして欲しいと思います。
ファン・サポーターの皆様には、私たちのことを信じて頂きたいと思います。私たちはこれから数日間しっかりとした集中した仕事をして、これらのポイントを改善して、次の試合に向けてしっかりとした準備をしていきたいと思います
もちろん、ぼくは信じています。
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Jリーグ第19節 浦和レッズvs名古屋グランパス
2009年7月25日(土)19:03キックオフ・埼玉スタジアム
試合結果
浦和レッズ0-3(前半0-1)名古屋グランパス
得点者:14分・61分玉田(名古屋)、72分ケネディ(名古屋)
入場者数:44,976人
「完敗でした。相手の運動量とプレッシャーに圧倒された。僕自身もチームメートを苦しめるようなプレーが多かったので反省します」と悔しがった。
前日、ドイツ時代のケネディを熟知する指揮官は「ドイツ1部で先発として長く起用されたことはない」と酷評していた。だがフタを開ければ、腹直筋痛の闘莉王を欠く守備はケネディ1人に翻ろうされた。「どう見てもデカい。身長のないことを嘆いても仕方ないですけど」と坪井。競り合いであごを負傷し、5針縫った阿部も「もっとゴール前から遠ざけたかった」と反省した。
前半33分、同じく19歳のDF高橋に代わって投入されたが「完敗です。相手の運動量、プレッシャーに圧倒された。流れを変えられずチームメートに迷惑をかけた」。まだ本来の切れはなく、表情もさえなかった。フィンケ監督によれば、この試合でMFポンテに下半身の負傷も発覚。
首位・鹿島が引き分けた夜に完敗。勝ち点差は10にまで開いた。ケネディと接触したDF阿部はあごを切って5針を縫い、MFポンテは後半28分に下半身の故障で交代。「けが人が新たに出て、厳しい状況を呼んでしまった」。フィンケ監督のため息は止まらなかった。
試合前、コイントスで勝った主将の鈴木は「(GKの)山岸と相談して決めた」と前半に風上を選択。ところがフィンケ監督は「風に向かってプレーする方がいい」と苦言を呈した。
今季初の連敗、しかも0-3の完敗だ。1対1にめっぽう強いDF闘莉王が腹筋の肉離れで離脱し、最終ラインが崩壊。1失点目はケネディに注意を奪われ、FW玉田に決められた。DF阿部はケネディと接触した際に左アゴを5針縫う裂傷を負った。