フランスの自動車メーカーであるシトロエンが発売し、密かに話題になっている製品がありました。なんでも車酔いを解消するという不思議なメガネです。機能も不思議だけど形状も不思議。
いよいよ日本国内でも販売開始となり「シートロエン」をモニターとしてお借りすることができたので、本当に車酔いを解消することができるのかどうか、すぐに車酔いしてしまうオジさんと試してみました!
「シートロエン」は車酔いを解消するのか?
まず「シートロエン」をご紹介します。
なんともまあ、不思議な形状です。輪が4つあり、それぞれの中にブルーに着色された液体が入っています。
この液体で保たれた水平が目に入ることで、車酔いの症状を抑える‥‥という機能があるようです。正直なところ「ほんまかいな」と思いますよね。
大人でも子供でも利用可能ですが、成人男性だとやや小さく感じるかもしれませんが、素材は非常に柔らかく、ちょっと無理した感じでもかけられると思います。メガネの上からでも装着可能。
「シートロエン」の効果を確認するテスト
被験者は「クルマの中でスマホ操作をしたら絶対に車酔いする」というタイプの男性です。
いまどきクルマの中でスマホ操作するシチュエーションはいくらでもあると思いますし、必要に迫られて使うこともあると思うのですが、少しでも操作していると車酔いしてしまうということなので、なかなか不便です。
果たして「シートロエン」の恩恵に預かることはできるのか!?
まずは「シートロエン」をかけた状態で、タブレットをいじってもらいます。
15分後。あれ? 車酔いしない?
おかしなことに‥‥というか、普段ならものの数分で車酔いしてしまうシチュエーションなのですが、車酔いしません。
続いて「シートロエン」を外した状態で、タブレットをいじってもらいます。
「うっ」今度はあっという間に車酔いしました!
たまたま体調が良かったということではなく、やはり「シートロエン」の効果が出ていたようなのです。
それでは車酔いした状態から「シートロエン」をかけてみます。すると、‥‥10分くらいすると、気分が楽になってきます。やはり「シートロエン」は車酔いを解消する効果があるようですね!!
ちなみに、公式の使用方法としては次のようになっています。
・乗り物で移動中にリラックスしたくなったらかける
・約10~12分でリラックス効果が現れる
・視線はスマートフォンや本など動かない物体に固定しておく
「シートロエン」をかけて遠くを眺めるというような使い方ではなく、むしろスマホや本を読むといった使い方が推奨されています。
もしも車酔いしてしまう子供なら「シートロエン」かけてYouTubeなどをみていると良さそうだな、と思いました。
ちなみにタブレットは手に持っているだけでなく、ダッシュボードに置いておくという使い方でも車酔いしませんでした。これはなかなか凄いことだと思いました。
読んでいるのはテキストなので、車酔いするタイプの人なら一発で酔ってしまうような状況だと思います。
これを平気で読むことができるのですから「シートロエン恐るべし」となったのも分かって頂けるのではないでしょうか。
「シートロエン」の車酔い解消効果は確かに感じられる
このあとも数度に渡り「シートロエン」をかけた状態、外した状態でスマートフォンを操作す実験を繰り返しましたが、明らかに「シートロエン」をかけている状態だと車酔いが軽減されることが分かりました(ほぼ車酔いしない)。
もちろん個人差があるとは思いますが、車酔いの軽減に「シートロエン」が一役買ってくれる可能性は非常に高いのではないかと感じたテストでした!
「シートロエン」は全国のシトロエンショールーム、オンラインショップで購入することができます。価格は16,200円(税込)です。
※駐車場にクルマを停車した状態で写真撮影しています。