個人ブロガーの活動実態調査がありました。
日経BP社ネット事業推進センターは、調査会社のマクロミルの協力を得て、「個人ブロガーの活動実態調査」を9月末に実施した。今回はその前編として、ブログの更新頻度やアフィリエイト・プログラムの利用状況などを報告する
「個人が運営するブログの実態は意外と知られていないのが実情ではないだろうか」ということで実施されたのが、今回の調査だそうです。
なかなか興味深い結果となっています。「最も注力しているブログ」という質問には、以下のような回答になったということです。
「最も注力しているブログ」についても「楽天ブログ」(17.6%)が最も回答率が高く、次に「Yahoo!ブログ」(13.1%)を挙げた回答者が多かった。3番目は「FC2 BLOG」(10.3%)だった。
「楽天ブログ」はやはり、楽天市場とのアフィリエイトの関係が大きいのでしょうか。後発の「Yahoo!ブログ」は利用者数が多いことも起因しているでしょうか。
「livedoorブログ」やTypePad系サービスなどの名前は出てきませんが、それらを利用しているユーザは、こうしたアンケート調査には回答していない可能性もあるような気がします。
ちょっと気になったので「個人ブロガーの活動実態調査」の概要を見ると「マクロミルが保有する調査モニター」ということなので、やはりその可能性は高いですね。モニタとして回答するとポイントが貰えるのです。
ですから、もともとアンケートに回答してポイントを貯めている人が前提なので、そこから考えると、“個人ブロガー”としてくくってしまうのは、ちょっと違うかな、という気もしました。
ただ、ポイントなどに敏感な人たちが前提であると思ってみると、それはそれで興味深いです。
年代別に見ると、30代前半(30~34歳)の回答者で「1日に1回以上」もしくは「1日に2回以上」エントリーを作成すると答えた人の比率は合計32.7%に達しており、全体(23.1%)よりも高い結果となった。
頑張ってますね、われら30代!
さらに「頻度は別として、90%以上の回答者はPVをチェックしていることがわかる」ということで、ブログサービスにアクセス解析は必須なんじゃないかと思える結果も出ています。
更新頻度は決して低くないと思うのですが、こちらを見ると‥‥
PVが「10~50未満」(37.6%)と答えた回答者が最も多く、「10未満」(30.0%)と合わせると、回答者の7割近くのブログでは1日のPVが50にも満たないことになる。
思うようにアクセス数が増えていないんじゃないかというような結果も出ています。テンプレートのHTMLもそうだし、エントリーの書き方もそうですが、これに関しては、SEOに関して見直してみると良いかもしれません。
さらにアフィリエイトに関しても、45.2%と約半数が利用しているのですが、
中には「5万~10万円未満」(1.4%)とまずまずの報酬を得た回答者もいたが、ほんの一握りにとどまった。過去6カ月間の「収入はない(0円)」回答者が36.2%に達し、「500円未満」にとどまった回答者も30.5%を占めるなど、収入が少ない回答者が多い。
ということで「ブログを運営しながら高額の収入を得ることは、そう簡単ではないことが分かる」と結ばれています。
「選択肢では「10万円以上」も設けていたが、これを選んだ回答者は一人もいなかった」ということですが、そういう人はこうしたアンケートのモニタにはなっていない可能性が高いのではないでしょうかね。
後編もあるということですが、「ブログ歴」も分かると、なかなか面白いかもしれませんね。