MM総研が、2015年12月に実施したSIMフリースマートフォンの購入実態・満足度調査の結果を発表していました。それによると、SIMフリースマートフォンの総合満足度は61.1%、平均購入価格は32,418円などとなっています。
MM総研(東京都・港区、所長・中島 洋)は4月26日、SIMロックフリースマートフォン(以下SIMフリースマートフォン)利用者の購入実態および満足度についての調査結果を発表した。2015年12月に実施したユーザー調査にもとづく分析で、このテーマでは初の本格的な調査となる。
興味深いのは、SIMフリースマートフォンだからといって必ずしもMVNO(格安SIM)を使用しているわけではない、という点です。
「MVNO SIMカードが」54.0%、「大手キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイルの4キャリア)のSIMカード」38.9%、「海外のSIMカード」1.9%となった。
大手キャリアのSIMを使用している人が4割もいることに驚きました。
購入時に参考とするのは「インターネット(各種情報・掲示板・SNSなど)」が35.6%で最も多くなっています。「MVNOサービス提供会社のHP」18.7%「店員の話」9.7%と続きますが、MVNOを使う人はネットの情報を重視していることが分かります。
SIMフリースマートフォンの平均購入価格は32,418円です。
「(25,000円以上)30,000円未満」が12.4%で最も多く、次いで「(30,000円以上)35,000円未満」11.2%となった。3万円前後が一番のボリュームゾーンとなっているようだ。
「20,000円未満」の累積パーセントが35.1%と、こちらも少なくはないのですが、3万円前後の端末を選ぶ人が多いようです。購入時に重視したのも「端末価格」が70.1%です。
重視度同様に、購入後の利用満足度について22項目+総合満足度を5段階評価で質問した。その結果、総合満足度は61.1%となった。
この総合満足度が61.1%というのは、高いのか低いのか‥‥なんだか微妙な数字に見えます。