ソフトバンクがシェア拡大で苦戦、一方のドコモは「純増数の約4割をMVNOが占めるほど」

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ソフトバンクが苦戦 キャリアとMVNOの乱戦が始まった by石野純也という記事がありました。ドコモとKDDIがシェアを伸ばしているのに対して、ソフトバンクは前年同期でシェアを落とし、苦戦しているようです。

2015年3月末時点でのグループ別シェアは、ドコモが42.4%、KDDIが28.6%、ソフトバンクが29%。ソフトバンクは前年同期比で0.7%もシェアを落としている。ドコモ、KDDIがそれぞれ0.3%、0.5%と数値を上げている

3社の中で2社がシェアを伸ばしていれば減っている1社がある訳で、それがソフトバンクとなっているようです。ワイモバイルの純減が響いているのもあるようですが、ソフトバンク自体の伸びも他社と比べると低い、と。

その理由として「純増合戦ということで、みまもりケータイやフォトフレームなど、こまごましたものをたくさん売って数を稼ごうということに力点を置いていた時期もあった」という実態が改善されているということもあるようです。

そして、もう一つの存在がMVNOだそうです。いわゆる格安SIMですね。関係者によると「ドコモの純増数の約4割をMVNOが占める」というほどに、その存在感は大きくなっているのだとか。

多くのMVNO系サービスはドコモの回線を使用しています。KDDI系もmineoやUQ mobileがあります。そしてソフトバンクですが、MVNOをワイモバイルで吸収しようしたのでしょうが、うまくいってなさそうなのは数字に出ている通りです。

ソフトバンクも現状を良しとはしていないようで、SoftBankがMVNOの接続料を大幅値下げ 「格安SIM」の提供はなるか | 格安スマホ回線研究所という記事もありました。2015年4月30日です。

4月30日の発表資料ではMVNOの接続料金は従来の半額以下、docomoやauに近い提供金額である135万円にまで下がることが判明しています。これによってこれまで接続料の高さから事業者の参入の無かったSoftBank系MVNOというものが、登場してくる可能性がかなり高くなったと言えそうです。

MVNOに回線を卸すと完全に「土管」に徹することになるので、大手キャリアはそれは望んでいないはず‥‥しかし、MVNO、格安SIMの流れは無視できなくなてしまっているのでしょう。ソフトバンク系の格安SIMが登場したとして、巻き返すことができるでしょうか。何が”ならでは”の魅力になるでしょうね。

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