@zaki 推奨の店探訪シリーズ、今回は渋谷の隠れ家イタリアン「BACARI da PORTA PORTESE(バカリ ダ ポルタ ポルテーゼ)」にお邪魔してきました。サービス&コストパフォーマンス抜群のナイスな店でした!
↑素敵なサービスを提供して下さるソムリエ野島氏です。
場所は渋谷駅から徒歩5分ほどのところです。隠れ家というだけあり、ちょっと分かりにくいところにあります。
本当にこの奥に店があるの? というところを進んでいくと、こんなサインがあります。
ふと右奥に目をやると、どうやら店ぽい。店ぽいけど、奥まで行かないと詳細が分かりません。
そして、ようやく扉の正面まできて「あ、ここでいいんだ!」ということが分かりました。するとスッと開く扉。いらっしゃいませ、とサービスの女性が出迎えてくれました。
「雨はいかがですか?」とフレンドリーに対応して下さいましたが、どうやらここからが”BACARI劇場”の始まりのようです。
テーブルに案内して頂くも、随分とシャレオツな雰囲気にアタフタとしてしまいました。結果、そんなに緊張せずとも、楽しく食べて飲んでができるお店だったのですが!
テーブルには、この日のメニューが置かれています。食事のメニューは10種類の料理が出てくる3,500円コース「Corso 10 Piatti」のみ(税&席料込みで4,200円)。
一品が350円ということで、コペルト込みでも一品420円なのですが、どうやって元が取れているのとか‥‥まあ、そんな心配はせずに、抜群に美味しい料理を堪能させて頂くのが吉ですね!
飲み物はグラスでも頼めますが、料理に合わせたワインのコース「Proposta」もあります。5杯、7杯、9杯の3種類があり、1杯500円換算で2,500円、3,500円、4,500円です。
今回は9杯コースでしたが、5杯とか7杯でも十分だと思いますし、料理をメインに堪能であればグラスワインでも良いカモ。個人的には7杯くらいでもちょうど良い感じです。
それでは頂いた料理やらワインを写真でご紹介です。
「カボチャのセミフレッド フォアグラを添えて」
スプーンを一口で食べるのですが、温かいもの、冷たいもの、固いもの、柔らかいもの、そのハーモニーが美味しい一品でした。上にのっているのはセージです。
料理毎にワインが変わっていきます。
「鴨肉のサルシッチャ カシスソース」
上にのっているのはグレープフルーツ。添えられているのはアンディーブの酢漬け。ソースはカシス。鴨肉のソーセージなのですが、思っていたよりワイルドな味でした。独特の風味で美味しかったです。
ワイントレインは続きます。
「魚介のヴァポーレ」
パカッと蓋を開けると、熱々の魚介が出てきます。ふわっと香るオレンジのようなオリーブオイルの香り。定番のメニューだそうですが、この日はタコが入っていました。
パンもどうぞ。
実はソムリエの野島氏は、友人ソムリエの後輩だったことが後から判明しました。そんな偶然てあるのですね。そう言われてみると、ワイルドな雰囲気が似てるカモ!?
「サフランリゾット ムール貝のソース」
バジルやアンチョビの入ったサルサベルデを混ぜつつ、ムール貝のソースを混ぜつつ、さらにはふちに置かれた塩味の強いチーズ・リコッタサラータも混ぜつつ、ペロリと頂きました。ワインとのマリアージュが美味しい一品でした。
いいペースでワインと料理が進みます。
「白身魚のアクアパッツァ」
定番の料理です。あまりイタリア料理は詳しくなかったのですが、魚介類をトマトやオリーブで煮込んだものを「アクアパッツァ」というのですね。
ワイン♪
「スモークサーモンとガスパッチョのパッラ」
パッラというのは球体のことだそうです。スモークサーモンのタルタルの球体を崩し、下のクルトンやガスパッチョとグルグルして頂きます。まさか、スモークサーモンをこのような形で目にすることになるとは!
赤ワインに。
「羊のスティンコラグー パッツォレッティ」
スティンコはすね肉のことだそうです。パッツォレッティはパスタの種類。そして、カカオを砕いたものを添えつつ、ココナツソースをつけつつ‥‥えっ、カカオとココナツソース!?
と思ったのですが、広がるコーヒーのような味わいと共に、羊肉&パスタがガチンコ勝負しまして、本日ナンバーワンの美味しさでございました!
「豚ロースト トラパネーゼ風」
肉料理です。ヨーグルトやローズマリーでマリネしてからの低温調理ということで、やはりただ焼いているだけではありません。
脂がジューシーで甘いの! バジルペーストやトマト、ズッキーニが添えられています。
ここも赤ワインで(すいませんね、銘柄が分からずに‥‥)。
そして、料理もワインも佳境に突入します。「スパゲッティ ポモドーロ」が9皿目なのですが「お好みの量で‥‥」と書いてあります。
ここまで食べてお腹がいっぱいになった人は20グラムでも良いですし、まだ食べたり無い人は200グラムでも良いそうです。だから「BACARI」から帰る時に〆のラーメンとかは絶対にあり得ないのです!!
ぼくは普通の一人前ということで100グラムでお願いしました。 @zaki は20グラムでした。
そして、最後の白ワインもスパゲッティと同様に「お好みの量で‥‥」でした! 驚いた!
「どこまで入るんですか?」「表面張力まで」みたいなやり取りもあったのですが、さすがにそこまで飲んだら酔っ払うと思い、ほどほどの量でストップして頂きました。
待つことしばし。
出ましたー!
って、あれ?
超コンモリ!?
とても普通の一人前の量には見えなかったのですが、きっとサービスして下さったのですね。ニンニクがきいていて、美味しく頂きました! 「スパゲッティ ポモドーロ」も定番メニューの一つだそうです。
「ズッパイングレーゼ プロポスタ」
そして、ドルチェです。プロポスタというのは再構築という意味だそうで、既にあるドルチェを、アレンジしているそうです。アルケルメスのゼリー、カタラーナ、スポンジ。絶妙な味のハーモニーでした。
最後にコーヒーまたは紅茶またはエスプレッソを。
いやー、それにしても本当に3,500円という値段が信じられない料理の数々でした。料理も量が足りなければ、最後にスパゲッティを多めにできますし、間違いなくお腹も大満足に辿り着きますしね!
料理はもちろんですが、ソムリエの野島氏をはじめとして、スタッフのみなさんも気持ちよくサービスして下さいます。美味しい、お財布に優しい、スタッフのみなさんが気持ちいい、となれば繁盛しない訳がありませんね。これはもう”BACARI劇場”と言う他ありません!!
さて今回。
妙に料理のことを詳しく記述していると思いませんでしたか? 普段は写真で済ませてしまうことが多いのに。
実は、最後にこんなプリントを頂いたのですね〜。
どんな料理を頂いたのか、これでひと目で分かります。思い出にもなりますよね。これはとても良いアイデアだと思いました!(ブログにも超書きやすいです!)
ちなみに夜のメニューは1ヶ月半ごとに変わるそうです。
今回は @zaki がネタフル10周年を祝ってくれるという裏テーマもありまして「10周年だから10種類のコース料理の店を選んでくれたんですね!?」「えっ!? あ、ああそうです!」というやり取りがあったことも申し添えておきたいと思います。
「BACARI」は騒々しくなく、かといって静かすぎることもなく、ソムリエやシェフとの会話も楽しみつつ、とても居心地の良い時間を過ごすことができました。普段は女子会のような、女性客も多いそうです。
ランチもあるそうなので、今度はぜひランチも食べに行ってみたいと思っています。期待大です!
小さいお店ですし人気店ですので、行かれる際はぜひ予約を。コチラからネット予約も可能でした。
ごちそうさま!!!!!
追記:@zaki 推奨店は主に渋谷・中目黒また行きたいグルメ – NAVER まとめでもまとめられています。
▼バカリ ダ ポルタ ポルテーゼ BACARI da PORTA PORTESE [食べログ]
住所:東京都渋谷区宇田川町36-6 ワールド宇田川ビル 2F
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