AMN経由で、氷点下のビールという触れ込みの「アサヒ スーパードライ エクストラコールド」体験会に参加させて頂きました。そのレポートをお届けします。
後方にサーバが設置されていたので激写しました。
なんと‥‥
凍ってるんです!
エクストラコールドの認定店には‥‥
こんな風に温度を表示する的なものも設置されるようですよ。これは面白いですね。
スーパードライのシールを48枚集めると「エクストラコールドクーラー」なるものが貰えるそうです。
ビールを入れるとグルグルグルグル回転し、缶ビールを急冷してくれるものです! 夏に向けて欲しいなぁ。
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アサヒスーパードライ マーケティングヒストリー
(1987-2010)
商品開発部の梶浦氏から。
2009年の年間シェアは51.2%。
白紙の状態からの購入移行率で1位。ビール・発泡酒・新ジャンルの中で最も売れているのが「スーパードライ」である。
サッポロビールとアサヒビールは、もともと同じ会社だった。分割して戦後すぐに2社揃ってシェアを下げていった。
西がアサヒビール、東がサッポロビールという分割のされ方だった。全国展開するキリンが強くなっていった。
1985年にアサヒビールはシェア10%を切った(9.6%)。当時は10%を切ると赤字になると言われていた。
1985年にCIを導入。マークやロゴを変更した。
当時、アサヒビールは「商品力」に問題があった。そこをなんとかしないといけないということになった。
「スーパードライ」が発売される前にあった常識。
「ビールは苦い」
「お客様はビールの味が分からない」
そこで2つの仮説。
1. 嗜好は変化する
→調べたら、油、塩、砂糖の摂取量が増えていた。
(どんどん濃くなっている)
2. お客様は味が分かる
→日本人は日本食という繊細な料理を食べている。
日本食に合うビールがあるはず。
5,000人の味覚調査の結果「辛口」という仮説が生まれた。
ターゲットは「20代後半〜30代のエリートビジネスマン」
ポジショニングは「都会的・男性的なイメージ&生」
2010年の「スーパードライ」マーケティング方針
男が憧れる男たち、福山雅治、ヒュー・ジャックマンの起用。環境保全に寄付。エリア別テレビCMの展開。
「エクストラコールド」の話。
そもそも「エクストラコールド」とは?
通常の樽生ビールの提供温度は4〜8度。「エクストラコールド」では-2度〜2度で提供する樽生ビールを「エクストラコールド」と定義。
1998年にイギリスでは若者のビール離れに対して2度で提供し、スムースさをアピールした。現在、ヨーロッパではエクストラコールドは一般的になっている。
調査によると、0度と5度だと5度がいい。0度と10度だと0度がいい。という結果が出た。20代は「0度派」が60%を超える結果に。
0度の方が、キレ、炭酸の刺激、シャープさ、冷涼感など、炭酸に慣れてきた人には美味しく感じられる。
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「エクストラコールドクーラー」機材についての説明。
従来のコールドディスペンサーはグリコールを使用し、-2度を維持することができたが、凝固点を維持するのが難しかった。ドロドロしていて撹拌も難しかった。
そこで‥‥
0度からビールが凍結する-3度までの間で安定したポイントに凝固点を設定することができる、アイスバンクを生成するディスペンサーの開発に成功した。
繁盛店で多量販売しても、安定した氷点下のビールを提供できるように、1次冷却と2次冷却をする仕組み。
提供温度を表示するパネルはなんと無線で通信!! 特許も申請済み。
氷点下の冷却液を循環させて、アイスタワーを凍らせることを実現している。
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以上でプレゼンテーションは終了です!
さあ、続いて「エクストラコールド」を飲みますよ!!