「読めそうで読めない記号ランキング」というのがあり、1位は「々」となっていました。記事中では「ノマ」という読み方が紹介されているのですが、正確には「読みはない」ようです。
普段何気なく使っている記号。なんとなく目にしている記号にも、実は正式名称が存在します。そこで今回は、読めそうで読めない記号について探ってみました。
ランキングのトップ5としては次のようになっています。
1位 々
2位 ~
3位 ∴
4位 !
5位 〓
それぞれ読めますかね?
いちおう記事では次のように読み方は紹介されています。
1位 々(ノマ)
2位 ~(チルダ)
3位 ∴(故に)
4位 !(エクスクラメーションマーク)
5位 〓(下駄)
「∴」は数学の証明で使いましたね。懐かしいです。英語では「Therefore sign」と呼ぶそうです。
チルダは半角だと「~」ですね。古いネットユーザーだと、ホームページのURLの一部として覚えているという人も少なくないはず。発音区別符号の一種で、鼻音に関する音をあらわすそう。
「〓」は下駄記号というもので、存在しない活字の代替や判読不能文字の代替などとして使われます。
で、1位の「々」なのですが、これは「々」は何という文字で、単体ではどのように発音する?|日本語・日本語教師|アルクによると「、」や「。」と同じく符号(記号)なので、漢字のような「読み」はないそうです。
ただし、読点や句点という名前があるように「々」には「同の字点」という名前があるそうです。
では、なぜ「ノマ」と読み方が間違って紹介されているかというと、パソコンで入力する時に「々」を表示する時に「ノマ」として変換すると表示されるのですね。ぼくは「おなじ」で変換していますが。
ということで「々」は「読めそうで読めない記号」ではなく、そもそも「読み方のない記号」というお話でした。