ええっ、波平さんて54歳だったの!? なんて驚きのツイートみたいなのがたまにバズっていた記憶もあります。goランキングに「年齢にびっくりしたアニメキャラランキング」がありましたが、やはりトップ3は「サザエさん」のキャラです。
年齢にびっくりしたアニメキャラランキング
トップ5は次のようになっています。
1位 穴子さん 27歳(サザエさん)
2位 フグ田サザエ 24歳(サザエさん)
2位 磯野波平 54歳(サザエさん)
4位 マスター・アジア(東方不敗)49歳(機動武闘伝Gガンダム)
5位 則巻千兵衛 28歳(Dr.スランプ アラレちゃん)
「サザエさん」の登場キャラが若く感じるのは、当時の平均寿命が関係しているのだろうと思い、調べてみました。
「サザエさん」の連載開始は1946年です。だいたいそのくらいに年齢も設定されたのではないかと推測すると思い調べてみたところ、1947年の0歳の平均余命として男性50.06歳、女性53.96歳という数字がありました(平均寿命とは0歳の人の平均余命)。
1950年だと男性58歳、女性61.5歳です。戦争の影響もあるのでしょうが、当時の感覚としては60歳前後で亡くなるというのが一般的だったのかもしれません。
2021年の平均寿命は男性81.47歳、女性87.57歳です。いずれも1950年から約1.4倍くらい伸びています。
ざっくりした計算ですけど、サザエさんの24歳を1.4倍すると33.6歳になります。アナゴさんは37.8歳、波平さんは75.6歳で、なんとなく現代の感覚に近くなるのかな、と思いました(波平さんはもう少し若いかな?)。
ちなみに戦国時代の平均寿命を調べたところ、37〜38歳という数字がありました。現代の半分以下です。成人式にあたる元服が12〜16歳で行われていたというのも頷ける話です。