「玉川堂(ぎょくせんどう)」で燕三条の伝統工芸品・鎚起銅器を見学した後にやってきたのが、MGNET(マグネット)が運営する開かれた工場「ファクトリーフロント」です。運営するMGNETは、マグネシウム製品を開発する会社で、自社製品にとどまらずに、燕三条の技術を分かりやすく伝えることも仕事としているそうです。
「ファクトリーフロント」とは?
MGNETでは主にマグネシウムの名刺入れを作っています(クルマと同じようなコーティングをしている)。
現在では燕三条を一つの工場に見立て、職人・クリエイターを含んでファクトリーと呼び、その最前線、フロントに立つホテルマンのような存在として「ファクトリーフロント」を位置づけているということです。
倉庫をDIYしたファクトリーでオープンファクトリーとして運営されており、燕三条に関係する商品の展示だけでなく、見て触ってもらうを基本とし、ワークショップなども開かれています。
ワークショップの内容も燕三条の文化、技術に根付いたもので、今回は鎚起銅器の打ち出し彫金を体験させて頂きました!
「ファクトリーフロント」でワークショップ
今回は用意された道具で、自分好みに銅を叩いていくという、1時間弱のワークショップです。料金は1,500円〜ということで、なかなかリーズナブルです。
銅を叩いて、しおりを作ります。完成したしおりは持ち帰ることができます。
トンカチでトンカントンカン。
やってみると、意外に力がいることが分かりますし、職人さんたちが耳や腰を痛めているというのも分かりました。かなり音も響くのを体験できました。
全体をトンカチで叩いたら、文字やマークを貼り付けて、さらに木槌で叩きます。
すると‥‥
文字が浮かび上がります!
これが彫金です。
最後にしおりとして仕上げて頂いたものを受け取り、ワークショップは完了します。燕三条を訪れ、実際に自分でも何か作ってみたいという方には「ファクトリーフロント」のワークショップはオススメです。予約が必要ですので、必ず事前にお問い合わせください。
他にも燕三条のものが色々と紹介されているスペースもありますので、まとめて「燕三条にはこんなものがあるんだ」ということを知ることもできます。
製品の購入も可能です。
アウトレット製品もありました。
マグネシウムのiPhone SE用ケースもカッコ良かった!
広いスペースではありませんが、ギュッとまとまって製品を見ることができるのでオススメです。
「ファクトリーフロント」のアクセス
住所:新潟県燕市東太田14-3
>>Factory Front Presented by MGNET
記事に関して
新潟県観光協会主催のプレスツアーに参加して記事を執筆しています。