※「ニューヨーク」に旅行記の一覧があります。
今回のニューヨーク訪問の最大の目的は、シックス・アパートが開設したニューヨークオフィスを取材することです。シックス・アパートがなぜニューヨークにオフィスを開設したのか? その思いとは? ということに関しては関社長のインタビューや10周年特設ページをご覧ください。
ぼくはニューヨークのSOHOに行き、オフィスを見学&ニューヨーク社員1号のロバートさんに話を伺ってきました!
ニューヨークでSOHOといえば、最もシャレオツな地区ではないでしょうか。これがニューヨークのシックス・アパートが入っているビルなのですが、ZARAとかForever 21といった文字が見えます。流行のファッションと同じビル、そういう立地にあるという訳ですね。
こちらは入口です。
シックス・アパートは、11階の「Fueled」という場所に入っています。日本でいうところの、シェアオフィスのようなところで、いくつものベンチャー企業に並んでデスクを構えています。
10階には、日本でも知られるアノ企業の名前が!?
案内して下さったロバートさんです。実は、もっと若い人を想像していたんです。ベンチャーぽいイメージの若者を。そうしたら、思っていたよりも年上だったので、ちょっとビックリ。でも、よくよく考えるとアメリカでビジネスを構築する担当者なのですから、様々なビジネスの経験を経ているというのは大事なことな訳です。
まず案内して下さったのは、10階のこちらの企業。そう「Foursquare」です! きっと、日本でも使っている人が多いのでは? そうか「Foursquare」って、ニューヨークにオフィスを構えていたんですね。場所はSOHO。みなさん、覚えておきましょう!
受付のお姉さんも美人でノリノリ。写真はどんどん撮っちゃって〜、みたいな感じでした!
電話ボックスのようなスペースがありますが、もちろん電話をかける時に使っても良いし、静かに作業をする時にも使えるそうです。
これが「Foursquare」のオフィスです!
本当は「Foursquare」でチェックインすれば良かったのでしょうけど、すいません、ぼくは「ロケタッチ」ユーザでした。
そして11階のオフィスへ。
ベンチャー企業が多いのでしょうから、働いているスタッフも若い人が多いです。心なしか、イケメンに美女が多いような‥‥。
とにかく、どこを見てもApple製品のユーザが多いのが印象的でした。
ドラえもんに出てくるどこでもドアのようなところをくぐると‥‥
オシャレな会議室があったり!
(でも内側の扉は壊れてた)
シャレオツな電灯の会議室があったり。日本のオフィスもカッコいいところはカッコいいですが、アメリカはまた一歩先のお洒落感を感じました。
このスペースはなんだと思いますか?
お菓子スペースなんですよ〜。
ほら!
ドリンクもあります。
水もシャレオツ!
こちらのオフィスに入居している企業のロゴです。ここからビッグになる企業が現れるのでしょうか? あ、VentureBeatは知ってる!
引き続きオフィスを案内して頂いたのですが、吹き抜けからは「Foursquare」のオフィスが見えます。机が‥‥!!
卓球台のあるホール。飾りでなく、本当に卓球している人たちがいました。
「Hailo」はタクシーを呼ぶアプリですが、調べたら日本でもサービスを開始していました。アメリカのオフィスはニューヨークですよ(本社はイギリス)。
Hailo
カテゴリ: 旅行
価格: 無料
「Add This」も個室を持っている会社です。複数の共有ボタンに対応するサービスのようで、これは要チェックしたいと思います。
と、こんな感じでオフィスの各所を見学させて頂きました。活きのいいベンチャーたちと一緒に、シックス・アパートが新たなスタートを切ろうとしているんだな、と感じました。
最後に、ロバートさんにお話を伺いました!
ネタフル:現在のニューヨークオフィスは?
ロバート:東京のシックス・アパートはスタッフが50人。現在ニューヨークオフィスのスタッフは2名、これから増える予定ですが、オンライン中心の業務になるので、東京オフィスのような規模にはならないと思います。アメリカオフィスでのプランは、テクノロジーを最大限に利用し、少人数で効率の良い業務を目指すことです。
ですから、東京オフィスとアメリカオフィスの戦略は異なります。
日本の人口の80%は東京エリアに集結しているので、そこにメインオフィスを構えることができますが、アメリカは広いので、日本と同じエリアをカバーするのは、ニューヨーク、シカゴ、ロサンジェルス、ヒューストン(テキサス)にオフィスを構える必要があります。
(人口が散らばっているため)アメリカでは、小さいサテライトオフィスを構築することになります(スタッフが家で仕事をする、または、NYにあるコレクティブオフィスのような場所で仕事をする)。東京では、セールスに行くのに1~2時間程度の時間(通勤時間)で済むが、アメリカでは6時間以上もかかってしまいます。
現在は、カリフォルニア州(シリコンバレー)とペンシルベニア州にもオフィスがあります。
ネタフル:アメリカでのMovable Typeの販売は?
ロバート:Movable Typeを販売するターゲットはアメリカと日本では異なります。アメリカでは”ビックボックス”と呼ばれる大型企業=ターゲット、ベストバイ、ウォールマートなどがMovable Typeの顧客ターゲットとなっています。日本では反対に、小さな企業やファミリービジネスがターゲットとなっています。
アメリカではMovable Typeの販売がしばらくの間ストップしていたため、35歳以下の人にはあまり知られていません。日本ではMovable Typeの販売が継続しているためそのような問題はありません。
アメリカに住む若い世代(35歳以下)にもっとMovable Typeを知ってもらう必要があると考えています。具体的な戦略としては、マーケティング面では全てのインフォメーションをオンライン化します。そして商品(Movable Type)の改善を続けます。最近のウェブデザイナーは以前よりテクニカル面には詳しくなくなっているので、ウェブサイトを作る際にもっと簡単で手早くできるように改善します。そして、Movable Typeで作られたサイトが、使いやすい、見やすいものであるように改善し、カスタマーの満足度を高めます。
今、アメリカではMovable Typeを販売するチャンスがあります。ターゲットとしては、35歳以下の人(MTを知らない、これからのIT業界を担っていく世代)とMTの販売がストップしていた間に成長した、または成長しているMovable Typeを知らない会社です。
ネタフル:シックス・アパートに入社する以前は、どのような仕事をされていたのでしょうか?
ロバート:Walt Disneyなどで、ゲーミフィケーションに関わる仕事をしていました。
ネタフル:どうしてシックス・アパートで仕事をしたいと思ったのでしょうか?
ロバート:アメリカでMovable Typeを再構築することは、私にとってよいチャレンジになると思ったからです。今後はインストールベースの数ではなく、売り上げにフォーカスにしていきます。主なターゲットは大企業になります。アメリカでのMovable Typeの再構築には自信を持っています!
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チャレンジングな仕事であるし、それを成し遂げる意志と自信が伝わってくるインタビューでした。アメリカが変われば日本も変わると思いますから、Movable Typeに、そしてシックス・アパートがどう変わっていくのか、今後が楽しみです!
せっかくなので、シックス・アパートのデスクも拝見しましたよ!
このデスク! このデスクこそが、アメリカの、ニューヨークのシックス・アパートです!!
ここから、シックス・アパートのアメリカンドリームがスタートする訳ですねぇ。
何年後か分かりませんが、デスクが増えたところも、またニューヨークまで見届けにこないといけないな、そう心の中で勝手に誓いました。
せっかくなので、手元にあったMovable Typeシールを貼ってきましたよ! これはぼくの仕業です!
お土産にMovable Typeのロゴ入りバッグを頂いてしまいました。PCスペースもあったりして、なかなか機能的です。日本のシックス・アパートでは手に入りませんか?
モデル:ロバート
短い時間でしたが、ロバートさんには大変お世話になりました。ありがとうございました。デリで待ち合わせ、会えるかどうか分からなかったのですが、自撮りの写真をGmailで送って下さった、優しい方です。写真もバッグも大切にします。
みなさん、ここからシックス・アパートの新しい一歩が始まること、心に刻んでおいてくださいね〜!