愛知県の奨励会に所属する中学2年生の藤井聡太三段が、2016年9月3日に四段昇進を決め、史上最年少となる14歳2か月でプロ入りすることになりました。62年ぶりの記録更新となるということです。愛知の中学2年 藤井三段が史上最年少でプロ棋士にという記事になっています。
三段リーグは、上位の2人がプロとなる四段に昇段でき、藤井さんはこのリーグを1期で抜けて将棋界で史上最年少のプロ棋士となることが決まりました。
中学2年生でプロ棋士、まさに実力の世界です。三段になったのは2015年で、こちらも史上最年少記録でした。藤井聡太三段の「三段リーグ」の通算成績は13勝5敗で、リーグ1位。
将棋界で中学生でプロ入りを決めたのは、記録の残っている戦後ではこれまでわずか4人にすぎません。
次の4人です。
加藤一二三九段(昭和29年、14歳7か月)
谷川浩司九段(昭和51年、14歳8か月)
羽生善治三冠(昭和60年、15歳2か月)
渡辺明竜王(平成12年、15歳11か月)
それぞれ素晴らしい棋士となっています。藤井聡太さんの活躍も楽しみです。
加藤一二三九段のツイート
これまでプロ棋士の最年少記録を持っていた加藤一二三九段は、Twitterで喜びのツイートをしていました。
藤井聡太新四段のご誕生まことにおめでとうございます。62年ぶりに史上最年少記録を塗り替えてのプロ入りということで、かねてより注目しておりました。是非とも息の長い棋士になってほしいと願います。個人的には、現役棋士として、こうしてコメントできるのも幸せなことで感慨深く思っております。
— ひふみん@新四段誕生おめでとうございます (@hifumikato) 2016年9月3日
そして常日頃より応援いただいております皆様のご期待に添えますよう、わたくし自身も一日でも長く現役棋士として踏み留まり、現役棋士の最年長記録を更新致しまして、後世に語り継がれ得る棋譜を盤面に刻み込んで参りたいと願う所存です。
— ひふみん@新四段誕生おめでとうございます (@hifumikato) 2016年9月3日
どのような世界であれ、人間の打ち立てた記録がほかの誰かによって打ち破られるのは、自然の摂理であり、その世界の進化の証と考えております。これをきっかけにこれまで将棋を知らなった皆様にも、将棋の世界の深い魅力に気付いていただけたら、というのが、ひふみんのささやかな願いです。
— ひふみん@新四段誕生おめでとうございます (@hifumikato) 2016年9月3日
NHK7時のニュースに藤井聡太新四段が映った途端、ありったけの大声でおめでとうー!と叫んだひふみん。その後、興奮のあまりドアに左足をぶつけ薬指の爪が全部剥がれ流血するも、痛みを全く感じず。それ位に凄いことなのです、62年ぶりの記録更新は。
— ひふみん@新四段誕生おめでとうございます (@hifumikato) 2016年9月3日