存命のノーベル賞受賞者が、ノーベル賞のメダルをオークションに出品し、5億7,000万円で落札されていたことが話題になっています。ノーベル賞メダル、5億円で落札 存命の受賞者が史上初の競売という記事になっていました。
米分子生物学者ジェームズ・ワトソン博士(86)が1962年、DNAの二重らせん構造の発見で受賞したノーベル医学生理学賞のメダルが4日、ニューヨークのクリスティーズで競売に掛けられ、475万7千ドル(約5億7千万円)で落札された。存
ノーベル賞のメダルをオークションに出品したのは、1962年にDNAの二重らせん構造の発見でノーベル医学生理学賞を受賞した分子生物学者のジェームズ・ワトソン博士です。
ジェームズ・ワトソン博士は、ノーベル賞のメダルをオークションに出品した理由に関して「自らが学んだシカゴ大、インディアナ大などへの寄付が目的」だったと述べているそうです。
たかがメダルなのか、されどメダルなのか。家で寝かせておくならば、オークションに出して換金した方が良い、と考える受賞者が増えるでしょうか。メダルが手元からなくなっても、その名誉が消えることはない訳ですからね。
メダルは23カラットの金製で直径66ミリ。金の重さとしての価値は2万~3万ドル
ちなみに、ノーベル賞の賞金は約1億円ですので、メダルの方が数倍の価値があるということになります。受賞者がメダルを手放し始めたら、この価値も下がるのでしょうが。
▼21世紀の知を読みとく ノーベル賞の科学 【生理学医学賞編】