2013年2月に、カリフォルニアで記憶喪失で発見された男性が、過去に10年間、日本に滞在していたことが明らかになったそうです。フロリダ生まれのはずなのに、話せるのはスウェーデン語だけ。謎は深まります。
カリフォルニアで発見の記憶喪失男性、日本滞在の過去も?という記事になっていました。
男性はカリフォルニア州南部のホテルで意識不明になっているところを、警察に発見された。数日後に病院で目を覚ましたが、身分証明書にある「マイケル・トーマス・ボートライト」という名前は聞いたこともないという。年齢は61歳と書いてあった。
もし自分が記憶喪失で発見されたら‥‥なんていうことを想像しても仕方ないことなのですが、アメリカ生まれなのに英語が話せなくなっているとか、いったいどういう事情なのでしょうか。
ただ、日本にも10年間滞在していたという記録も出てきたそうで、海外を旅するような仕事、語学も堪能な人だったのかな、とか思うのですが。
考古学を研究していた病院のソーシャルワーカーであるリサ・ハントバスケスさんが、経験を活かしてボートライトさんの過去を探したそうです。
続いて今年5月まで4年間、中国の英語学校で教えていたことも明らかになった。この学校のウェブサイトにボートライトさん自身が寄せた文章には、その前に日本で10年間教えたこと、日本人の妻との間に12歳の息子がいることも書かれていた。
色々なことが分かったそうなのですが、日中の領事館には家族の情報はなく、持っていた電話番号はどれも繋がらないそうです。ということは、過去の情報も作られたもの、だったりするのでしょうか。
なんだかスパイ映画のような展開なのですが‥‥。
しかし、実際には記憶を消されたとかではなく「スウェーデンのメディアがこの話題を取り上げた結果、同国で80年代のボートライトさんを知る人々が現れ始めた」そうで、アメリカ在住の姉妹も見つかったようです。
ボートライトさんの症状は、精神的なショックを受けて記憶を失う「遁走」という状態と見られています。
遁走 – goo ヘルスケアによると「本人にとってストレスフルな状況に際し、防衛反応として起こるもの」と説明されていますが、いったいボートライトさんにどのような辛いことがあったのでしょうか。