船場吉兆が廃業へ!という記事より。
食品偽装表示や料理の使い回しが問題になった大阪市の高級料亭船場吉兆(民事再生手続き中)が廃業することが28日、分かった。
食品偽装に料理の使い回しと問題が発覚してきた「船場吉兆」が、ついに廃業することになりました。
食品偽装の時には離れなかったお客さんも、料理の使い回しが発覚後は急速に離れていったということです。
同社は食品偽装表示問題の発覚後、全店で約2か月間休業。資金繰りが行き詰まり、今年1月に大阪地裁に民事再生法の適用を申請し、本店(大阪市)と博多店(福岡市)の営業を再開した。
さすがに、自分が騙されていたとなると、客離れも加速しました。
船場吉兆が廃業、あの社長が13時から会見という記事にもありますが、
船場吉兆は、日本料理の料理人として初めて文化功労者に選ばれた貞一氏が1930年に創業した料亭吉兆から分かれた5社の1社。ほかの4社は経営が別で、資本関係はない。
ということで、他の「吉兆」は胸を撫で下ろしているところでしょうか。どうなんでしょう。
使い回しが“致命傷”船場吉兆が廃業へによると、グループの中心的存在である「本吉兆」の社長は「あれだけお客さんの信頼を裏切る行為をやってきた。けじめとしてやむを得ない」とコメントしたということです。
「本吉兆」もあおりをうけ、客数が前年度から半減していたそうです。
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一連の問題は昨年10月末、福岡市の店舗で消費期限切れ菓子を販売していたことが発覚したことから表面化。牛肉の産地偽装をめぐっては大阪府警が不正競争防止法違反(原産地の虚偽表示)の疑いで捜査している。
2007年10月28日 船場吉兆が福岡市の百貨店岩田屋の店舗で消費期限切れの菓子を販売したとして、福岡市が販売自粛を勧告
今年1月に貞一氏の三女で正徳氏の妻の佐知子氏が社長に就任、大阪市の本店と福岡市の博多店で営業を再開し、経営再建を進めていた。